気違いピエロと男と女のいる舗道で勝手にしやがれ [映画・音楽]
なぜ今この話か?
映画監督ジャン・リュック・ゴダールを旗手として、1960年代中盤から世界中を席巻したフレンチ・ヌーヴェル・ヴァーグ。ここんとこのステイホームの掛け声のおかげでDVDを見直したり、NetflixやAmazon primeで映画観る機会が増えて、さらにはFBで「好きな映画リレー」なるものに乗っかったりして、どっと観直したんでした。前後して鬼越の亡母宅から当時買ったフランス形モケーを引き上げて(2)~そんなわけで自粛期間前半は60年代フランス映画になってしまいました~ちなみに後半はお初の韓国ドラマ(爆)。
(3)ガキの頃から映画大好きだったCedarが高校生の頃出会って以来~実際にこれらが制作されたのはCedar小学生の頃ですが~重要なベンチマークであり続けてるのが、ヌーヴェルヴァーグのおフランス映画、爺になって観てもやはりいいですね。
(3)ガキの頃から映画大好きだったCedarが高校生の頃出会って以来~実際にこれらが制作されたのはCedar小学生の頃ですが~重要なベンチマークであり続けてるのが、ヌーヴェルヴァーグのおフランス映画、爺になって観てもやはりいいですね。
この時代のフランス映画は、今みたいにアメリカ映画と区別つかないようなことは無かったし(~アメリカかぶれのフランス人責任者あばらかベッソン、出て来い!お前のアメリカかぶれも「レオン」まではよかったけど!)
(6・7)
(6・7)
新技術(技法)をとにかくカタチにしちゃう奔放さ、新しいことのためにはなんでもやる!当時のフランスは映画も鉄道もCedarにはそう見えました!というわけで、映画のキャプチャと当時のフランス鉄画像をスクランブルで見てもらうという~かなりゴーインな記事です。(なんせ実ネタ切れてますから)
(9)ゴダールの映画にも、従来の伝統を破壊した編集や画面デザインがいっぱいで、それがやたらめったらかっこいいんだから困っちゃったし~
(10・11)ノンポリCedarはメッセージ性なんかより断然そっち!でしたね。
(10・11)ノンポリCedarはメッセージ性なんかより断然そっち!でしたね。
鉄道でも技術・デザインで世界をリードしてたし。(12)331kmの世界記録作ったこのELに始まる、直流量産形→交流形の一連のデザインの完成度は今見てもすごいですよね。(13)
映画観た帰りにモケー買っちゃいました!(14)~今は箱だけしか残ってないけど・・と思ってたら先日の鬼越倉庫解体時にサルベージされました。(15)モケーの左側のロコも客貨両用にギヤ比が変えられるという、自転車みたいなメカ積んでるのがアイデアの国フランスらしい。
映画観た帰りにモケー買っちゃいました!(14)~今は箱だけしか残ってないけど・・と思ってたら先日の鬼越倉庫解体時にサルベージされました。(15)モケーの左側のロコも客貨両用にギヤ比が変えられるという、自転車みたいなメカ積んでるのがアイデアの国フランスらしい。
もうひとつ、Cedarがヌーベル・ヴァーグ映画を好きなのは「アメリカ文化(映画も含む)への憧れと反撥がないまぜになってるところ」なんです・・・デコルテや金糸銀糸といった従来の重厚なフランス文化とは違うPOP感がめちゃくちゃカッコいい~
(22・23)
(22・23)
このことに気付いたのも、ある映画観てたときでした。(26・27)
ゴダールと並ぶヌーヴェル・ヴァーグの旗手、ルイ・マルの「地下鉄のザジ」コレも大好き!なんです。(28)同じ監督の代表作「死刑台のエレベーター」にはマイルス・デイビスのクールジャズが使われてたり~
ヌーベル・ヴァーグを後押しした映画雑誌「カイエ・デュ・シネマ」のスタッフが作った「唇によだれ」というエロカッコイイ作品では~
(29)セルジュ・エロおやじ・ゲンスブールが若いころに作ったテーマ曲もめちゃくちゃかっこいいし→https://www.youtube.com/watch?v=Stz8SQ_xeNk&list=RDStz8SQ_xeNk&index=1
ゴダールと並ぶヌーヴェル・ヴァーグの旗手、ルイ・マルの「地下鉄のザジ」コレも大好き!なんです。(28)同じ監督の代表作「死刑台のエレベーター」にはマイルス・デイビスのクールジャズが使われてたり~
ヌーベル・ヴァーグを後押しした映画雑誌「カイエ・デュ・シネマ」のスタッフが作った「唇によだれ」というエロカッコイイ作品では~
(29)セルジュ・エロおやじ・ゲンスブールが若いころに作ったテーマ曲もめちゃくちゃかっこいいし→https://www.youtube.com/watch?v=Stz8SQ_xeNk&list=RDStz8SQ_xeNk&index=1
(30)ゴダールの長編4作目「男と女のいる舗道」のなかで主人公がジュークボックスでかけて踊る(この設定もニクイ!)ミシェル・ルグランの曲→https://www.youtube.com/watch?v=LlBS3PmPfaI。~いずれもアメリカンポップスやJAZZの影響が凄く強いです。
ちょっと自慢していいのは、ゴダールをはじめとするヌーヴェル・バーグの監督は日活映画(特に中平『月曜日のユカ&狂った果実』康!)に影響受けていた、ってこと
(31・32)とかくハリウッド崇拝の映画界で、こりゃすごいことですぜ!ヌーヴェル・ヴァーグは旧来のフランス映画のアンチテーゼという役割なんで、日活映画やアメリカのハワード・ホークスやサミュエル・フラー、アルフレッド・ヒチコックが彼らのアイドルでした。
(31・32)とかくハリウッド崇拝の映画界で、こりゃすごいことですぜ!ヌーヴェル・ヴァーグは旧来のフランス映画のアンチテーゼという役割なんで、日活映画やアメリカのハワード・ホークスやサミュエル・フラー、アルフレッド・ヒチコックが彼らのアイドルでした。
とかとか~
一体何が言いたいのか?分かる人しか分からない(そんな人いるのか?)でしょうが、趣味ブログの乱暴さ、お許しあれ~それにしても、当時の薫り高いフランスも、今は鉄道も映画もグローバル化とか効率化の波に呑みこまれてしまったのが、つまらないなあ~
一体何が言いたいのか?分かる人しか分からない(そんな人いるのか?)でしょうが、趣味ブログの乱暴さ、お許しあれ~それにしても、当時の薫り高いフランスも、今は鉄道も映画もグローバル化とか効率化の波に呑みこまれてしまったのが、つまらないなあ~
ではまた。
2020-05-28 13:00
nice!(20)
コメント(20)
ゴムタイヤの本家ミシュランのオール車輪の導入や、客車のボルスタレス台車の採用と意外とやることが独創的です!
by イコライザー台車 (2020-05-28 15:47)
ゴムタイヤの本家ミシュランのオール車輪の導入や、客車のボルスタレス台車(24)の採用と意外とやることが独創的です!
by イコライザー台車 (2020-05-28 15:48)
■イコライザー台車様
イコライザ式のボルスタレスなんですね。アルストーム台車とかカルダン式ってのも当然おフランスがオリジナルですよね。
by Cedar (2020-05-28 16:10)
フランスの模型もお持ちでしたか、本当にデザイン素敵ですね。
実はOスケールのDSシトローエンのミニカー数台あって、その整備しているとこにこのネタでした。ビックリです。
by チャッピー (2020-05-28 17:48)
■チャッピー様
高校~大学の頃、かなり買いました、ユトリロやマチスの絵も好きだったし映画中心におフランス漬けでした。ハリウッド映画嫌いなのにインタアーバン好き、というのもそのころからでしたね。
DSは映画にもよく登場してますね。最近だと「メンタリスト」の主人公の車が確かDSですね。
by Cedar (2020-05-28 18:54)
理詰めのドイツに対し、まずデザインありきで作ってしまうのがフランス流。かといってイタ車みたいに見せかけだけではないのがすごい。
昔の映画、大人はほとんどダバコ喫ってますね。
by モハメイドペーパー (2020-05-28 20:39)
フランス映画、昔々の眼が悪くなったかと思う、ボケェ画面が、最近はケースバイ・ケースで、自然なヶが視力通りに見えて、ウレシイのです。デスが視力より私自身の自然なノの方が衰えて、(;´д`)トホホ。 フランス車を見ても、昔々みたいに興奮しない。って、サイテーのコメントですねぇ。
by hanamura (2020-05-28 20:46)
映画は全く不調法なので全くコメントできませんが、音楽が絡んでくると能書きを、、
レオンはスティングのshape of my heartが最高ですね。
ジャズとおフランス映画のコラボ、マイルスの死刑台は後年まで残る傑作なのでしょうが、忘れちゃいけない危険な関係。
D.ジョーダンの名曲をアート・ブレーキーがパクった名演、映画はただのエロ。
ヌーベルとは外れますが、フランシス・レイなんてお人もいました、名曲の数々を思い出します。
だがしかし、ルグランやレイが束になってかかっても、ヘンリー・マンシーニのひまわりやムーン・リバーには勝てんってのが、米仏の差かと、、すみません、すみません。
で、能書きたれた上記映画は見たことがないってのが、、
重ねてすみません、すみません
by シグ鉄 (2020-05-28 22:53)
■モハメイドペーパー様
咥えたばこでデザイン命、そんなフランスは今やいずこに?
映画もお電車も全く面白くない~ってかドイツもフランスも同じになっちゃいましたね。
■hanamura様
ヌーヴェルヴァーグにふさわしいアバンギャルドコメ、ありがとうございます。
■シグ鉄様
ただのエロはフランスの本質です、エロかゲージツかなんて下らん区別はありません。「軽蔑」「恋人のいる時間」みんな音楽もエロい気分を増幅させるもの、ゴダールは「クラシックが一番エロいから好き」らしいです。
マンシーニvsルグラン・レイ、そりゃ最初からドメインが違うので勝負にならんですね。マーケットサイズが違う大企業と町工場ですから。
by Cedar (2020-05-29 00:13)
昔のフランスの機関車、大好きでした。電気機関車も蒸気機関車もかっこよくて、いかにも速く走りそうで...。
by hideta-o (2020-05-29 07:48)
この時期のフランス製の機関車は洒落てますねえ。
すこしくすんだようなグリーンの色合いも素敵です。
フランス人というと何事にも一家言をお持ち、という印象です。
大学生の時、フランス語習いに市ヶ谷の日仏学院に通ったのですが、
フランス人の先生ほか、そういった感じの方多かったですねえ。
by ナツパパ (2020-05-29 09:09)
■hideta-o様
戦後の高速鉄道は、新幹線ができるまではフランスの独壇場でしたね。TEEやミストラルには憧れました。
■ナツパパ様
Cedarも高校の頃にフランス映画→鉄道に嵌って、第2外国語は迷わずフランス語に!映画見まくってたせいで、先生に「発音だけはトレビアン」と笑われました。
by Cedar (2020-05-29 15:31)
六十年代のパリ、鉄道や自動車が建物や衣装との調和を意識してデザインされていた時代でしたね(以下そんなイメージで纏めました)
https://987.blog.ss-blog.jp/2020-05-03
ペーパーアーティストの友人がゲンコツ機関車の作品作ってます。
https://987.blog.ss-blog.jp/2006-04-22-3
by gop (2020-05-29 20:51)
■gop様
まさに高校の頃憧れてたパリの街ですね。この記事見逃しており失礼いたしました~今やパリの街も鉄道も随分変わってしまったようですね。東京のようにところかまわずタワマンがおっ建つようなことはないらしいですね
by Cedar (2020-05-30 01:03)
これまでの流れとは違ったヌーヴェル・ヴァーグは日本の大島渚監督の初期の作品にも影響を与えたかと。先が見えない現在でも作品と呼べる映画・動画に新しい発想と表現を期待したいです。フランスでは、Class 72000 C-C のようにDLにもゲンコツ型があるのが個性的です。フランスの小型の乗用車は「路面の追従性能が良くて運転しやすい」との感想を聞いたことがありました。
by 京葉帝都 (2020-05-30 02:17)
今や車も鉄道もなんでもかんでもその国の個性が無くなってしまい、残念ですね。
やはりお国柄が反映したものを見るのが楽しいですね。
シトロエンのDSとかは本当にフランスを感じさせて、今でも欲しいですね
by Chitetsu (2020-05-30 07:54)
▪︎京葉帝都様
大島渚はフランスでも一定の評価されてましたね。彼があの前時代的な松竹出身てのも不思議です。
▪︎Chitetsu様
60年代のヨーロッパの鉄道やクルマは、仏独英伊、みんな個性的で楽しいです。DSのオリジナルデザインって50年代後半ってのも凄い!
by Cedar (2020-05-30 08:32)
あれだけ率先してトラムを廃止したフランスが今や各地に恐ろしいほどの予算を掛けてトラム(LRT/LRV)大増殖。
しかし、こちらも車両は’フランスらしさ’の薄れた汎欧州タイプのオンパレード。(てか、フランス流がバラ撒かれた?)
いやぁ、ワタシゃLRVやらには興味は全く無いんですがね、何でもかんでもワールド・スタンダードみたいなデザインのもので統一されると世の中つまんないですねぇ。
P.S. 手元にあった(10年前だった!)Cedarさんのメール・アドレスに送信したんですけど、届いてます?
by Junior (2020-06-02 00:22)
■Junior様
フランスはトラムをばしばし引っぺがし、今また増殖させてるのもアメリカみたいですね。
ほんとに世界中似たような電車ばかりでつまらない、架線レストラムなんてやめてくれぇ~せめてイギリス・フランス・ドイツは張り合って欲しいけど、アルストームとジーメンスがくっつく時代ですから無理か・・
で、メール拝見して返信させていただきました。
by Cedar (2020-06-02 07:12)
★nice!いただいた皆様
ありがとうございます
by Cedar (2020-06-03 09:18)