SSブログ

Cedar憧れのアメリカントロリー(今度はレイアウト) [模型もあります]

アメリカントロリー大好きのCedar~前回までの大形レプリカは全く無理だけど、いつかは作ろうと夢だけは捨ててない(これも無理無理?)のがトロリーレイアウト・・・・

BILL EVERETT 1.JPG
Webのおかげで、アメリカのレイアウト動画を見られるので、モチベーションUP(ってかKEEP)のために時折訪問して意識を鼓舞してるわけでして・・(汗)Cedarがお気に入りのレイアウト動画をご紹介してみます。

今回ご紹介するのはLA郊外にあるオレンジエンパイア・トロリー博物館(=OERM※)から出ている「Behind The Rail」という映像シリーズの1本です。

YOU TUBEにあがっていたもののキャプチャですから、画像はイマイチですが、楽しい雰囲気は感じていただけるはず・・・

※Cedarも1度訪問(訪問記は↓)しましたが、実に楽しいトロリー天国でした。
http://cedarben.blog.so-net.ne.jp/2011-01-28

http://cedarben.blog.so-net.ne.jp/2011-01-30

(2)凄いでしょ~この車両の数!このレイアウトはカリフォルニアの某所にある有名なOゲージのトロリーレイアウトです。
BILL EVERETT 4.JPG
写ってる車両は土地柄を反映してか、西海岸のインタアーバン・ストリートカーが殆どですね。すべてオーナーのBill Everettさん(↓)が自作したもの(!)というのも驚きです。BILL EVERETT 2.JPG(3)
この動画は、ビルさんのレイアウトをオレンジエンパイアのスタッフが訪問する形式で、インタビューの音声と画像で構成されています。レイアウトの歴史や車両の作り方など、結構マジメな内容です。

 (4)ちなみに2人が着てるTシャツ~Cedarも持っています~。BILL EVERETT 13.JPG

こちらは日本にもファンが多いLAのパシフィックエレクトリック(=通称PE)のインタアーバンです。CedarもHOゲージの模型は所有してますが、Oゲージの3両編成でポールを振りたて、併用軌道を行く姿はやはり迫力満点です。BILL EVERETT 3.JPG(4)BILL EVERETT 6.JPG(5)
同じくPEのサバーバン、通称Hollywood Carです。このレイアウトは多くの区間でデュアルゲージを採用していますが、これはLAの市内電車(=通称LAry)が1067mm軌間で、その模型を走らせるためで、実物のPEとLAryもデュアルゲージ区間がありました。

(6)世界最大の電鉄と言われたPEは、インタアーバンからPCC、電気機関車からSLまであらゆる車種が揃っていましたが、このレイアウトにもかなりのバリエーションが=これらがすべて自作、しかもペーパー製とは、既製品を走らせて楽しむのが主流のアメリカでは、極めて珍しいです。
BILL EVERETT 17.JPGBILL EVERETT 14.JPG(6)
PE以外にもLAryを初め、サンディエゴ、サンフランシスコ、サンタバーバラ、サクラメントなど、いやはや恐るべきバリエーションぶりですね・・・。

映像はマニア向けの映像に相応しい内容も押さえていて、車両工作方の解説もあります。

(7)下回りを見せてますが、台車はビルさんの仲間に特注で作ってもらっているとか・・(あまったら分けてください~って)
BILL EVERETT 11.JPGBILL EVERETT 12.JPG(8)
車体はペーパー、屋根はバスウッド製、サイドとエンドは塗装してから組み立てる・・・などとビルさんの解説が続きます~しかしインタビュアーの車両の持ち方が随分乱暴ですねえ。

(9)アメリカではトロリーレイアウトは架線集電が常識です、でもポールを架線にはめるのは難しいので、やり方のレクチャーです。(実際難しいんですよ~)BILL EVERETT 9.JPG
「架線には600Vが流れてるからね」とビルさんがジョークかましています。

(10~12)
BILL EVERETT 10.JPGBILL EVERETT 8.JPGBILL EVERETT 16.JPG
こんな調子の画像を見てると、やはりアメリカの模型ファンはTMSに恵まれてるな~とうらやましさで目が眩みます。
あ、TMSはTime Money Space で、模型雑誌のことじゃないですよ。

(13)ちなみにビルさんは永く警察に勤務したあと、今は悠々自適にモデル三昧~BILL EVERETT 18.JPG
カッコイイハイウェイポリスが、ひとたび家に帰るとシコシコ模型つくりしていたとは・・・やはりそのやる気と根性の賜物が、このレイアウトですね。

狭い日本でアメリカントロリー、しかもOゲージなんぞやっているCedarにはTMSは勿論PGA(Passion・Guts・Action)が足りない~いささか反省~ではまた。

 


nice!(12)  コメント(17)  トラックバック(0) 

nice! 12

コメント 17

Cedar

★あおたけ様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2013-07-14 08:47) 

hanamura

ビルさんカッケ~!というか、居るんですねぇ米国にも!いったいどんな部屋なのでしょう?この部屋の全貌が見たい!ような・・・夢・ロマンを膨らませて、居た方が良いような・・・。
私も転勤が無ければ・・・独身時代実家の母親に処分されなきゃぁ・・・。
新婚時代にドラ猫(実在しない)に、侵入され破壊されなきゃぁ・・・。
処分され破壊されたのは、鉄道関係ではなかったですがぁ・・・。
現在、プラレール・アドバンスを楽しんでいますがぁ・・・。
by hanamura (2013-07-14 12:57) 

Tad

おお,懐かしいです,エヴァレットさんのレイアウト。1996年に一度だけ見に行ってますが,部屋は中二階みたいな感じでしたね。写真3の奥に見える窓の向うが裏庭できれいな芝生が広がってました。そこにはウッドデッキがあって,掘り炬燵よろしうジャグジーがありましたが,「ジャグジーがあるぞ」なんて興奮してたアメリカ人がいましたっけ。
そちら側から階段を上るとこのレイアウト・ルームに入ります。大きさは10m×5mくらいいでしたでしょうか。台枠の下には何かの電車のでしょう,コントローラーが置いてありました。
工作室というか,工作台と椅子だけが狭いスペースに並んでいて,よくこんな狭い場所で作れるなァと感心したモンです。切り抜いた電車のペーパー車体がおいてありましたけど,その周りの書架と机の下にはヨダレの出る本がギッシリ。
とてもきれいにしていて,レイアウト・ルームの整理に苦労してる身としては爪の垢をもらってくればよかったと悔やんでますよ。
まさに眼福のひとときでした。
by Tad (2013-07-14 17:17) 

のり

この種の電車、日本で言えば、南海大阪軌道線のモ101形やモ161形が、ポールを振りかざして時速80キロくらいでぶっ飛ばす感じでしょうか。なかなか凄い迫力ですね。
by のり (2013-07-14 19:35) 

なにわ

完成品がないんでしょうか。熊田あたりもブラスモデルを結構作ってますけど、常時入手可能じゃないですからね。
by なにわ (2013-07-14 21:42) 

Cedar

■hanamura様
次にコメントいただいたTadさんは行かれたようです・・うらやましい!
アメリカでは屋根裏や地下室、使ってないガレージなどがレイアウトルームになるようです。日本の住宅事情が異常なんですかね??
■Tad様
場所はOERMの近くなんでしたっけ?すぺ0酢があってもこの車両自作のパワーが凄いですね!、初代のもっと小さいレイアウト(ハリウッドカーがもの凄い急カーブを走る写真が印象的でした)の頃から気になっていたのでした。
■のり様
日本で言えば南海軌道線と叡電や京津線が合体した感じです。
■なにわ様
完成品はPEものは一通り出ている(いた)と思います。やはり作りたいから作ってるんじゃないでしょうか?

★フジトモ様
★あるまーき様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2013-07-14 22:37) 

Tad

場所は,OERMからはロサンジェルスを挟んだ反対側,サンタバーバラなので,LAからでも結構あります。日本風に云えば高級住宅地って感じの,とてもきれいに整備された住宅地にありました。
カリフォルニアは基本的に地下室は作らないので,この時見に行った他のレイアウトは住居の二階の部屋だったり,ガレージだったりですね。一軒だけ,ハンティントン・ミュージアムの近くの,地下室(それもかなりの広さ)に大きくて素晴らしいOn3のレイアウトがありましたが,地下室の建設費は安くなかったとオーナーが云ってました。建設業者に「ホントに地下室を作るのか」と驚かれたとも…。
エヴァレットさんの初代と二代目のレイアウトはMRに出てましたね。
by Tad (2013-07-15 02:04) 

Cedar

■Tad様
サンタバーバラでしたか・・かの地には映像関係のカレッジに留学していた友人を訪ねていったことがあります。
ビルさんのトロリーレイアウトはシーナリーより線路(留置線)が多くて、各社の車両がずらりと並んでいるのが楽しいですね、故木村さんの傑作ネーミング『オレンチ・エンパイア・トロリーミュージアム』を思い出してしまいました。
by Cedar (2013-07-15 10:54) 

Tad

電車の走行を見せるのは直線の町並みの併用区間がメインで,留置線はヴァラエティ豊かな自作電車の博物館見たいな感じ,でしたね。

木村さんもこのレイアウトを見ていますが,刺激の強さはかなりだったようで,Oゲージのを作るようになったのはここの影響大だった筈。
エヴァレットさんの作品は,OERMと,サクラメントの州立鉄道博物館に寄贈されたと聞いていますが,これだけ数多くのカリフォルニアの電車があったんですから,当然と云えば当然でしょうね。
by Tad (2013-07-15 11:03) 

FTドルフィン

マキシマムトラクションですね!!

by FTドルフィン (2013-07-15 15:50) 

Cedar

■Tad様
木村さんも訪問しているんですね。
アメリカでこれだけ自作車両が多いのは珍しい、めちゃくちゃ刺激されたでしょうね。
■FTドルフィン様
あはは!言い得て妙、です。
by Cedar (2013-07-15 16:10) 

Cedar

★suzuran6様
nice!ありがとうございます

by Cedar (2013-07-15 16:13) 

Junior

 
この圧倒的な製作意欲は何だ!!と、MRの記事を見て驚いた事があります。
このレイアウトは自作の車両を走らせる為のエヴァレットさん流「運転盤」兼「陳列棚」だったんでしょうね。

余談ですが、故木村さんはMichael Tylick氏のBay Path Traction(http://www.trainweb.org/tylick/obpgilbertvillestation.htm)にも大いに興味を持たれ、「こんな感じでOのトロリーのモジュールが出来ませんかね?」となって、架線集電式のモジュラー・レイアウトを作られ、僕がTylick氏の雰囲気を真似てストラクチャーを担当して作ったりしました。
このBay Path Tractionの様にロウ・レリーフのストラクチャー主体で、「ウェザリングもTylick氏の感じで」とのオーダーもありましたよ。
 
余談の方が長くなって、スミマセン。
 
by Junior (2013-07-16 21:58) 

Cedar

■Junior様
>この圧倒的な製作意欲 !
~全く同じ事を感じましたし、このレイアウトが運転盤+展示棚だと言うのも同感です=こういうのならひょっとしてオイラでも作れるかも?って思ったりして・・・(無理無理)
一方で Bay Path Traction にも激しく憧れました、このウェザリング感覚はほとんど絵画的・映像的でもありますね~雑誌で初めて見た時はぶっ飛び、1978年制作の実写版映画『ポパイ』のセットデザインを思い出しました~これはすごく良くて、こんなレイアウトが作りたい!って思いながら映画を観ていました。
こちらも話が思いっきり逸れましたねえ・・
by Cedar (2013-07-16 22:53) 

Junior

 
スミマセンねぇ、”旬”が過ぎてるトピックに引き続きコメント入れて・・・。

> こういうのならひょっとしてオイラでも作れるかも?

思います、思います。
「テキトーにストラクチャーを並べりゃ、あとは車両で誤摩化せるさ」みたいな。
ところがドッコイ!なんですよねぇ、レイアウトって。
いや、まず鑑賞に堪える車両群をこれだけの揃えられるのか? なんですよねぇ。

> 実写版映画『ポパイ』のセットデザインを思い出しました

惹き込まれるのは、そのウェザリングの感覚(技法+説得力)なんでしょうね。
スター・ウォーズの世界には入って行けるけど、スター・トレックは綺麗過ぎてシーンに感情移入出来ない別世界の物語だ、みたいなね。

・・・って、これはトレッキーから反発を喰らうかも?
 
by Junior (2013-07-17 11:48) 

Cedar

■Junior様
いえいえ、どんどん書き込みお願いします!

車両じゃなく街の模型化は、映画に撮っていく作業に似ている気がします。
ディズニーランドの街並み造りに映画美術スタッフが関わったのは有名ですね。ただ単にリアルに作れば良いってものじゃあないと。


by Cedar (2013-07-17 16:32) 

Cedar

★ぷっぷく様
★やまびこ3様
★シュウチャン様
★oomori様
★nexus6様
★FTドルフィン様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2013-07-20 00:46) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。