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Cedar憧れのアメリカントロリー(インタアーバンは面白い・その9続編) [模型もあります]

前回に続き、大形模型=小形レプリカが走り回るトロリー運転場RRVTの画像キャプチャーです。
RRVT22.JPG1)
今日は、様々の面白画像でご機嫌を伺います。

インタアーバンは面白い、っていうかこの鉄道は面白すぎます!

(2)まずはターンテーブルでの回転風景RRVT07.JPG
前回は脱線シーンまで演じたBox Motorがゆっくりと転向しています。
Noは867、サイドにはRRVTのロゴも書き込まれています。

ちなみに幕板のレタリングはROCK RIVER VALLEY TRACTION=鉄道名が判明しましたぁ。RRVT08.JPG(3)

転向はもちろんマンパワー、結構重そうです。RRVTの線路はエンドレスでなく、Point to Pointなので片運転台の電車のためのターンテーブルが必要なんですね。日本と違うアメリカントロリーらしさです。

(4)ちなみにコレが線路配置~右下の車庫のあたりがループ式なのに対して、左上の終点にはターンテーブルがあります。途中の支線は原則的には一方通行のようです。RRVT MAP.JPG
図の右下、ループの分岐と支線の分岐が向かい合ってる地点を通過する867。
RRVT310.JPG(5)
大木を縫っていく感じは阿里山森林鉄道みたいですね~

Birney Carもターンテーブルで向きを変えます。
季節が違うと全く別の景色に見えるのは、アウトドアならではですね。
RRVT15.JPG(6)

こちらも屋外ならではの仕事~線路に生えたペンペン草(?)対策の除草剤散布しているのは、前回ちらっと出てきた保線用の物資などを運ぶFrat Bed Work Carです。RRVTでは様々な用途に活躍しているようです。

(7)除草剤 タンク車を牽き、バック運転で草ぼうぼうの線路を行く~
荷台に乗ったおじさんが、手にしたノズルから除草剤を撒きつつ、ゆっくりと行きます。RRVT305.JPG
なんだか、嬉しいような悲しいようなシーンですねぇ。

(8)こちらはまた別の貨車を牽いています
RRVT306.JPGRRVT301.JPG(9)
炭鉱の坑内炭車みたいなバラスト貨車とのカップリングのシーン。

(10)これだけ大規模だとこんな貨車も必要なんでしょう。線路総延長1マイル以上あるようですから~
RRVT308.JPG
でも走ってる線路にはバラストが入ってるようには見えませんねえ(笑)。

(11・12)トロリーラインのVVRTですが、スピーダーと呼ばれるこんな内燃車も登場・・いわゆるInspection Car(=線路巡察車)ですかね。RRVT303.JPGRRVT304.JPG

これは所謂Cab Ride(=運転室展望ビデオ)の画像から~沿線はほとんど林の中ですが、突然ポイントが出現します。
RRVT18.JPG(13)
あたりの様子といい、へろへろした細いレールといい森林鉄道のようですが、コレでもれっきとした電化路線!色灯式シグナルがここにも建っています。

分岐といえばポール集電だと架線フログでが外れがち~RRVTでは、なんと電動の架線フログが採用されています。

(14・15)上下同じものですが、切り変わってるのがお分かりですね。同様のものはトロリーバスに広く採用されていますし、実物のインタアーバンにも採用例がありますRRVT フログ01.JPG
このフログ転換用のスイッチ、CedarにはPECOのポイントマシンに見えるんですが・・まさかねぇ~でも下写真を見ると大きさ的にはそんな感じも・・                                           RRVT フログ02.JPG
ポールが通過中、どうやらシューの部分が水平方向に回転するようで、架線から外れにくくなっています。

身近(?)なところではダブルデッカーが走る香港トラムに採用されています。電車のポールも同じ構造になってますが、勿論こちらがお手本ですね。香港カテナリー.jpg(参考=香港・上環)

(16)屋外の環境ですから冬には雪も降ります、保線車両は四季を通じて縁の下の力持ち。
RRVT31.JPGRRVT32.JPG(17)

最後はお調子者Birney君の雪中走行シーン。
(18~20)
RRVT35.JPGRRVT34.JPGRRVT33.JPG
撮影者の横をギリギリすり抜け・・・

(21)勇んでかっ飛んでみたものの、ポールが架線から外れてしまいました・・・RRVT28.JPG

というところで、謎のトロリーパラダイスRRVTのご紹介もここまでといたします。

ホントにアメリカントロリーって奥深いですね!

 

 

 


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hanamura

ポイント出現!・・・あ~これは(モノカーには)無理だなぁ。
by hanamura (2013-07-10 03:52) 

のり

何度見せていただいても、凄いですね。架線集電というのが信じられません。実際に乗客を乗せて走っていてもおかしくない感じですね。ぶったまげました

手動式の転車台は、ローカルな軽便鉄道では、存在したようですね。見てたみたかったです。
by のり (2013-07-10 08:28) 

Cedar

■hanamura様
モノカーには分岐は無いですか?あったら面白いですね。
■のり様
ぶったまげつつ、笑っちゃいます。究極の電車ゴッコです。
関西には個人所有の架線式の電車がありますよね。櫻山軽便でしたか?

★nexus6様
★あるまーき様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2013-07-10 09:10) 

Tad

手動式転車台,アメリカじゃ珍しくありません。この手のは“Armstrong turntable”と呼ばれてまして,この語彙で検索していただくとスタンダードゲージのデカイのを人間が押し回してる画像も見られます。

実物がそうだから模型でも手で回せばいいと,向うのレイアウトでも電動式にしてないのは結構あります。ターンテーブルには付物と思われるだろう鎖錠装置なんてのもなく,日本のそれをイメージしてるとビックリするかも。

ウチのレイアウトでも3つ,勿論手で回すこの“豪腕”式を導入しますが,まだ2つめを作りかけてる途中です。早くやらないとナ…。
by Tad (2013-07-11 03:54) 

Cedar

■Tad様
Armstrong turntable~なんかいいネーミングですね。
『サッチモターンテーブル』とは呼ばないのでしょうか~なはずないか。

模型の場合は、何らかの伝導装置で、フレームにつけたハンドル回すとターンテーブルが回転するようにするんですよね。昔のTMSで、そういうのよく見たなあ~
by Cedar (2013-07-11 07:34) 

Cedar

★UZ様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2013-07-11 07:35) 

なにわ

片運転台なのにエンドレスではないとは、そして三角線ではなくターンテーブルなのは、ポイント建設+架線分岐より、転車台のほうが安上がりなんでしょう。

それにして(16)を見た瞬間、「鶴居村のお正月」というキャプションが思い出されました。
by なにわ (2013-07-11 18:23) 

Junior

 
この動画は以前見た事があったのですが、電動架線フログだったとは!!
でも、シングル・エンドならこの方法は正解でしょうね。
車掌がロープを引っ張って分岐側にトロリー・ポールを力づくで誘導しなくてもイイんだし(関東圏ではそんな光景見た事がないでしょうねぇ)、出来ないんだし。

しかし、スンゲぇスペースの必要な電車ゴッコですよねぇ。
Google Earthでも路線が見られそうですね。
by Junior (2013-07-11 21:51) 

Cedar

■なにわ様
線路配置をよ~く見ていただくと、点線で描かれた廃線区間が描かれていて、エンドレスだったこともあるようです。
模型の線路配置としては日本には殆ど見られないPoint to Pointですがアメリカではよく見られます。

■Junior様
架線フログや雪景色は1年位前に追加UPされたものです。
Google Earthで探すには、アメリカはあまりにも広い、広すぎる!

★しおつ様
★FTドルフィン様
★J-power様
★oomori様
★あおたけ様
★やまびこ3様
★UZ様
nice! ありがとうございます

by Cedar (2013-07-11 23:12) 

京葉帝都

アメリカの東部なのでしょうが、枯れた森が、千葉県の田舎の風景を描いた浅井忠の絵画のようで、もう癒しの世界に突入です。逆カントの緩いカーブを見ると何時土に帰ってもよいみたいです。
地図によれば車庫もしっかりあるみたいで、ガレージ風の屋根が付いているのでしょか。
それと変電所はどうなっているのだろう。
by 京葉帝都 (2013-07-12 22:12) 

Cedar

■京葉帝都様
確かにアメリカにしては、大雑把でない森は東部でしょうね、車庫=カーバーンの屋根から撮った動画もあります。
架線電圧は直流250vとか。
by Cedar (2013-07-13 00:21) 

Cedar

★ぷっぷく様
nice!ありがとうございます

by Cedar (2013-07-13 05:16) 

Tad

ミシシッピ川の支流でイリノイ~ウィスコンシンにまたがって流れているRock Riverてのがありますね。なので中西部のこのあたりかも。

冬場のあまり多くない雪と夏場の木々の緑を見てると,昔泊めてもらった北部イリノイの友達のところを思い出します。ロックリヴァーのすぐそばですから,印象としてはピッタリ。

Cedarさんの大好きなインタアーバン王国イリノイだったら,こんなファンがいてもおかしくないし,ボックスモーターのイメージも,そう考えると何となくあのあたりのプロトタイプと云えなくもない…。
by Tad (2013-07-13 06:15) 

Cedar

■Tad様
Rock Riverの場所を特定されるビッグヒント!ありがとうございます。

確かにボックスモーターの塗装やデザインはも中西部風・・
よ~し!グーグルアースだあ・・・無理かな??(笑)
by Cedar (2013-07-13 11:52) 

Tad

特定できたわけじゃないですよ~。
名前からして…ってとこですが,個人的にはイリノイよりはウィスコンシンとしたい感じになってます。
バーニィ嬢のカラースキームがミルウォーキーの(↓)に似てませんか?

http://www.milwaukeenumismaticsociety.com/Trolley.shtm

http://www.tmer.org/Section/Media/Photo_Album/Milwaukee_Streetcars.html
by Tad (2013-07-13 14:42) 

Cedar

■Tad様
ウィスコンシンといえば、Cedarの大好きなノースショアも走ってたし!
WALTHERSもあるし~って、意味無く嬉しいです・・・BOX MOTORがノースショア風にも見えてきました。
いいぞ、いいぞ。
by Cedar (2013-07-13 17:11) 

Cedar

★arail206様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2013-07-13 17:13) 

狂電関人

Cedarさま

記事、興味深く拝見しました。
鉄道先進国は、趣味もいちゃってますね!(爆)

でも、なんだか黎明期の日本のナローを見ているようでもあってほのぼの感も
湧いてきます。
by 狂電関人 (2013-07-15 21:17) 

Cedar

■狂電関人様
バカンスは如何でしたか?
こちらは3連休も出掛けず仕舞でした。
ここまで行くと、実物のナロー並みのメンテナンスも必要でしょうね。
日本だったら、非営業といってもお役所の管理=チェックが入るんじゃないでしょうか?
by Cedar (2013-07-15 22:02) 

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