1995年のタイ・チェンマイ~まどろみの午後 [海外出張+空き時間鉄]
盆休みバージョン・その2
前回は有楽町のタイ料理でしたが、そのつながり(やや強引!)です。
1995年の出張で訪れたタイ第2の都会、古都チェンマイのパノラマ画像です。例の如く、早朝~午前中の空き時間を見つけ、鉄道駅を覗いたついでに、街を駆け足で見物しました。 (1~2)ホテルの前に止まっていたトゥクトゥク(ミゼットのような3輪タクシー)と交渉し、鉄道駅見学(当然コレがメイン!)+寺+街を回るという3時間コース。
チェンマイの中心地を、開放的な後部客室から見て走るのは、なかなか面白いものでした。
(3~4)仏教国タイに敬意を表すべく、まずは寺を巡りました。
(5)『土産物やに行こう』という運転手を無視して、やってきたチェンマイ駅前の情景です。並んでいるのは私も乗ってきたトゥクトゥクと、ソンテゥという、ピックアップトラック改造の乗り合いタクシーです。
(6~7)町外れにあるせいか、とても広々とした印象のチェンマイ駅。この線路がはるかシンガポールまで続いていると思うと、不思議な気分になります。此処はタイ国鉄の最北端の駅で、バンコクまででも600kmあります。
(8)タイの鉄道は夜行の長距離列車が主体、昼間のローカル列車は極端に少ないので、昼前の時間は駅はがらんとしています。 ホームにはバンコクからの列車が据えつけられたままになっています。ステンレス車体の寝台車に挟まれた塗りわけの鋼製車は食堂車です。
(9~10)そんな時間のホームをスナップしてみました・・なんとものんびりした時間が流れます。子供連れの母親はどう考えても列車に乗るとは思えません。次のローカル列車の発車は4時間後ですしね・・・
(11)ホームに隣接して機関区もありました。当時最新鋭の日本製DLも昼寝中です。 機関車も、ホームに寝そべる犬も、木陰の鉄道員も、全く動かない・・・なんともけだるい昼前のチェンマイ駅でした。(12) ホームとヤードの間、花の色が南国的でなんとも鮮やかです。
(13)待ちくたびれて、運転台で居眠り中のトゥクトゥクの運転手を起こして、再び街へ
(14~15)・・・別の寺を見学したら、学校が併設されておりました・・・タイでは男子は一生に一度は仏門に入るのが一般的。オレンジ色の僧衣が日差しに映えています。
仏教が生活に浸透して、寺は教育の場であり、公民館であり、老人ホームであり孤児院でもあり・・小乗仏教という言葉から思う閉鎖性は全く無いようです。
バンコクから北へ600km、首都とは違った、ゆったりとした時間が流れていた古都チェンマイの鉄道と街を、パノラマ写真でお届けしました。
なぜパノラマか?といえば,マーケットで買った<レンズつきフィルム>がたまたまパノラマだったからです。(16)
では、このへんで失礼いたします。
(17)
タイには何回も行ったのですが、なぜかチェンマイに入ったことのないやまびこです。タイでは犬がよく寝そべっていますが、なぜか、後ろ足まで投げ出しでべた~っとしていますね。地面に体を密着させて少しでも涼しくなりたいということなのでしょうか。
by やまびこ3 (2010-08-14 20:01)
たまたまパノラマだったというのがおかしいですね。
色あせ具合が、真っ昼間のけだるい雰囲気と合っています。
by manamana (2010-08-14 22:27)
当時はまだ日本からの14系寝台車が輸出されていなかったので、このような寝台車が活躍していたのですね。現在のファランポーン駅ではほとんど見かけない?最後の客車も、TR11系統のイコライザー台車で古い感じですね。
by twingo583 (2010-08-14 23:09)
■やまびこ3様
タイの犬はクルマの走る道端にも寝ていますね。はじめは轢かれているのかとビックリしました。元々寒いところの動物ですから、あんな暑い国に生まれたのが不運ですね。
■manamana様
このパノラマカメラ、一応フジフィルム製でしたが、ロゴ以外の表記は前部タイ語!。一瞬パチものか?と疑いましたが、現地のカメラ屋に出したら、このように現像できたのですが、面白いのは印画紙の角が丸くなっていたこと。
■twingo583様
タイの寝台車は14系のシェアが高くなっているのでしょうか?このステンレス車は韓国製でしたね。写真に写っている食堂車をはじめ、タイの古い客車は、ニス塗りの車内が味があって、とてもいい感じでした。
by Cedar (2010-08-15 00:37)
★jirochar様
nice!ありがとうございます。
by Cedar (2010-08-15 12:30)
★アジアンキャッツ様
★あおたけ様
★nexus6様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2010-08-17 14:40)