2002年・ある日、ある終着駅(その2) [海外出張+空き時間鉄]
私が出張で泊っていたホテルはまさに反政府組織の占拠エリアのど真ん中でした・・・・・そのホテルから、歩いても20分ほどのファランポーン駅の紹介を続けます。
(1)表通りからドームの中に入ると待合室と出札口の空間です。人いきれと香辛料の匂いが混じった空気が・・・う~~んアジアって感じです。
(2)ドーム屋根と反対側の駅構内には機関区・客車ヤードがありました。 すごく立派な機関庫?の建物が目につきます。
(3)(4)昔は普通に見られた客車の入れ替え風景です。こんな光景も日本では最近見られなくなってきましたね。
(3)信号の形やダブルスリップの使い方なども、何気にヨーロッパ風です。
(4)それにしても、構内に人が多いですね。こんなところも昔の日本を思い起こさせます。長距離用の寝台車はステンレス車が殆ど。初期の車両は日本製でしたが、近年は韓国製が幅を利かせているようです。最後部の車両など、デザインが同じメーカーの特急用DCと似ています。
この構内で印象に残ったのは、このC形の入れ替え機関車です。ヤードとホームを行ったり来たり、忙しそうに働く姿はなかなか愛らしい=この手の機関車の形容の常套句ですね・・(汗)・・・いや、ホントに暑かったんです。
(6)よくあるロッド式ではないのが珍しいです。構内に3両くらい同形機の姿が見られました。
(7)ローカル列車のホームには、なんとなくいつも人がいます、朝からベンチで話しこむ若者。行商人か旅人か?大きな荷物を持った人・・大都会のエアポケットのような感じです。
(8)ローカル用客車です。右の3等車は椅子が木製で長く座っていると尻にタコが出来そうです。左は厨房車、食堂車ではなく車内販売や席への出前用の厨房付きです。フォークとスプーンのマークもタイらしいです。(タイ料理はスプーンをナイフのように持ちます)
貫通幌の下部にバッファーが押し合っていますね、かつて新京阪P-6に使われていたような形式です。台車は国鉄形式TR58ですね。ひょっとして台車だけ輸入してタイ製の箱を載せたのかもしれません。
(9)鈍行列車のホームの情景。(↑↓)見送り・出迎え・荷物の受け取り・・・様々な人たちで賑わっています。ドーム内の優等列車ホームは白人観光客や身なりの良い人が多いですが、こちらはぐっと庶民的な雰囲気です。
(11)一番端のホームからはローカルDCが発着していました。以前ご紹介したメ~クロン線のと同形の東急車輛フェイスのステンレス車です。左の怪しい混合列車は工事用か工場入場車か?
(12)貫通扉を開けたまま発車していくのを見送り、左を←ふと見ると←いましたね~元JRの12系客車です。
ひとまず拡大してみます・・・どうした事かネガが見つからないのです。蒸し暑さにぼ~っとして撮影してないかも知れません
このあと、キハ58や14系寝台車などが入線していますね。みんな元気に活躍してるのでしょうか?
(14)最後は駅近くの店で・・・こんなのんきなタイを思い出しつつ、2002年のバンコク・ファランポーン駅の情景を見ていただきました。
長々とお付き合いいただきましてコックプ~ン・カップ
ちょっと前に、TVで14系寝台車の活躍の様子を放送していましたね。
私的には、一度シンガポールからバンコクまで北上の旅をしましたので懐かしいところです。あと、10年ぐらい前は交通渋滞がひどかったので、ドンムアン空港までの速達ルートとして使ってました。
一度昼間の列車で北の方に行ってみたいと思っています。
by やまびこ3 (2010-04-10 15:43)
訪問&niceありがとうございました。
by ひでほ (2010-04-10 18:27)
■やまびこ3様
タイの鉄道にお詳しいですね!ドンムアン空港までの速達ルートとして乙秋になっていたとは達人です!目の前に駅が有ったのを知っている日本人は殆どいないのではないでしょうか?新空港~市内間のエアポートエキスプレスは完成しているもののなかなか開業しないのもタイらしいですね。
私も夜行が2度、昼はバンコク~ロップブリー間、マハーチャイまでの往復のみです。
■ひでほ様
こちらこそ!コメント&niceありがとうございます。こんなオタクな内容ですがたまにはたまにはお越し下さいますよう・・貴殿のようなキチンとした鉄道写真では無いのですが・・
by Cedar (2010-04-10 20:23)