追悼、John Gruberさん。

Cedarが一番好きなインタアーバンは、シカゴのノースショアラインということは、繰り返し書いてきましたが・・

（1）
ノースショアの写真で著名だったJohn Gruberさんが亡くなった（passed away）と、CedarもメンバーになってるFBグループの投稿で知りました。
Cedarなりの追悼として、彼の写真を見ていただきたいと思います。

（2）
Gruberさんの写真との出遭いは高校生のころ、初めて買ってもらったこの本（↑）でした。

（3・4）

いくつかの印象的な写真で、撮影者John Gruberの名前が記憶に残りました。（5・6）

彼の写真は所謂「車両写真」ではありません。電車の切り取り方も、乗客や乗務員の写し込み方も、インタアーバンの魅力を上手く伝えてるのが素晴らしいと思います。（7）
FBの投稿にも「大多数の鉄道写真家が車輌ときれいな背景に集中するのに、彼は乗客や鉄道員の姿～Human Qualityも描いた」と記されています。
（8）
（9）
この本で、Cedarがいちばん好きな彼の写真はこれです。

ここからは本以外の写真を並べます～
彼の本拠地、ミルウォーキーのターミナルとその周辺の写真が多いですね。

（10・11）電車は人を運び、人が動かしている〜
（12）ライナーが路上で客扱いするシーン、これは初めて見ました。

（13・14）～待合室の乗客や、構内で働く人々の姿も電車風景として印象的にとらえています。
・・・そんな撮影者の視点は、クールで暖かい。（15）
〜我らがKatsuさんに通じるものを感じます。
（16）

電車そのものを撮っても、逆光線やリフレクション、夜の街明かりの使い方など、電車の魅力が倍加されてるんですね。

（17・18）

下はミルウォーキーの併用軌道で撮った、彼のもっとも有名な写真・・・
（19）これは、かなりの知識とテクニックが必要なんでしょうね。

（20）ノースショアライン中心の写真展も開かれたようです。

（21）
鉄道専門誌の表紙も飾っています。

だいぶ長くなってすみません。

高校生のCedarにインタアーバン好きのきっかけを作ってくれた、フォトグラファー・アートディレクター・ジャーナリスト、John  Grubarさん。
Cedarのカルチャーヒーローが、また1人逝ってしまいました・・・

・（22・23）

遠い日本から、Gruberさんのご冥福をお祈りします。

ではまた。

コメント 16

すばらしくてうまく形容する単語がみつかりません。メガネのおばはんと列車のお顔がにているとおもうのは小生だけでしょうか。
しいていうなら哀愁？？？
by ひでほ (2018-10-24 06:20) 

◾️ひでほ様
哀愁を感じられたとすれば、やはり廃止間近なシーンだからですかね。東京オリンピックの前年まで生き残っていました。

★xml&_xsl様
★鉄腕原子様
★@ミック様
★はじドラ様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2018-10-24 07:03) 

私にはこういう写真、撮れません。技術もだけど最後はセンスの問題ですね。敢えていうなら、照明が白熱電球なのが効いています。
by モハメイドペーパー (2018-10-24 13:19) 

◾️モハメイドペーパー様
写真が撮られたのはノースショア廃止の1963年以前ですから〜アメリカの駅は、かなり遅くまで白熱電球が多く使われてました。

★hanamura様
★myossy様
★ferrum_queserasera様
★やまびこ3様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2018-10-24 17:40) 

こんにちは
なんか、映画の1コマを見ているみたいな写真ですね
こういう作品を撮りたいですねー
by gardenwalker (2018-10-24 17:51) 

▪️gardenwalker様
確かに、映画のシーンのような奥行感が好きです。人と電車のドラマが感じます。
でもノースショアラインが映画に登場したのは、Cedarの知る限り「ドリームガールズ」にワンカット出てきただけですね。
by Cedar (2018-10-24 21:42) 

★フジトモ様
★らしゅえぃむ様
★nd502様
★モボ様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2018-10-24 21:46) 

★ねじまき鳥様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2018-10-24 23:58) 

ため息がでます。凄いの一言。奥行き感があって人物が際立っていますね。映画のワンシーンのようです。
by ワンモア (2018-10-25 02:23) 

◾️ワンモア様
はい、凄いです。高校生のころ、インタアーバンに嵌ったきっかけのひとつは彼の写真でした。

★soramoyou様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2018-10-25 08:08) 

思わず見入ってしまう写真ばかりです。John Grubarさんの感性までも突き刺さってくるようです。
この電車線は、現在のハイアワサ・サービスにあたる鉄道と熾烈な競争をしていたのかな、と想像しています。同じ会社で元からの路線とバイパス線で運行系統を使い分けていたほどスケールが大きかったのですね。

by 京葉帝都 (2018-10-25 10:58) 

▪️京葉帝都様
ノースショアラインはシカゴ&ノースウェスタン、ミルウォーキー鉄道と競争してましたね。京阪が新京阪線のお手本にした高速新線では、常時80〜90マイルでかっ飛んでたそうです。
by Cedar (2018-10-25 11:47) 

★ネオ・アッキー様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2018-10-25 19:53) 

★ぷっぷく様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2018-10-26 00:48) 

gardenwalkerさまも書かれていますが、とくに待合室の写真は、昔のハリウッド映画のワンシーンのようですね。
by hideta-o (2018-10-28 11:13) 

◾️hideta-o様
人の捉え方が映画的なのも、この写真家の特徴ですね。セリフを吹き出しで入れたくなります。
by Cedar (2018-10-28 13:19)