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箱根登山鉄道・昭和47年 [昔鉄スナップ]

 今日は立秋ですが相変らず暑い!ですね。ちっとも涼しくならないので、なんとかしようという企画。題して・・・

納涼電車その1=箱根登山鉄道・昭和47年箱根登山s4708-04.jpg (1)

箱根の爽やかな空気を感じて・・だんだんあなたは涼しくなる?

 ~~無理ですか?

あまり説明も要らないでしょうから場所のみ記します。爽やかな空気を満喫していただきたく・・

(1~4=塔ノ沢標高165m

 (2)箱根登山s4708-05.jpg (3)箱根登山s4708-06.jpg 箱根登山s4708-07.jpg(4)

当時は沿線のアジサイも無く、自然のままの緑の中を、小田急ロマンスカー色の旧形電車が、モーターや電制を唸らせ、ゆっくりとした足取りで、天下の険を上り下りしていました。箱根登山s4708-09.jpg (5=出山信号所

 (6=大平台標高349m 箱根登山s4708-08.jpg

(7=大平台~上大平台信号所箱根登山s4708-12.jpg

 (8=宮の下標高448m箱根登山s4708-11.jpg

滴るような緑の中で、電車を待っていると独特の唸り(上りは力行・下り電制で音が異なるのです)が木々の向こうから聞こえて、やがて電車が姿を現すのでした。

箱根登山s4708-10.jpg (9=宮の下~小涌谷

(10・11=彫刻の森←旧二の平)標高551m箱根登山s4708-15.jpg箱根登山s4708-14.jpg

 (12=強羅標高553mは神奈川県の駅で最も高いところ。箱根登山s4708-13.jpg


 

小田原~箱根湯本はユニークな3線区間でしたが、いまは一部だけになってしまいました。 

(13=入生田)標高66m箱根登山s4708-01.jpg

小田原駅で、重厚な山登り装備の登山電車を見られないのは、やはり寂しいですね。

(14・15=入生田)この頃はスイス形(?)の古い台車も健在でした。 箱根登山s4708-02.jpg箱根登山s4708-03.jpg 水タンクや半径30mカーブに備えて大きく首を振る密連は、独特のパーツです。

このときは入生田車庫を見学させていただき、カーボランダムブレーキのシュー(一見、砥石か、塀の大谷石という感じ)をおみやげにいただき、その重さにびっくりしたのを覚えております。

あとは、小田原から強羅までの運賃と、新宿までの運賃に余り差が無かった(!)ことにも驚きました。

今日はこんな所で・・・標高553mの空気で少し涼んでいただきましたでしょうか?


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コメント 12

suzuran6

「つわもの」と言う言葉が似合いますよね。
森林浴が出来た様な気がします(笑)
by suzuran6 (2010-08-07 16:44) 

京葉帝都

塔ノ沢駅にしても今もあまり変わっていないような気がします。
沿線は木々が密集しているので夏は涼しそうです。
スイス形(?)の古い台車は初めて見ました。

by 京葉帝都 (2010-08-07 23:41) 

manamana

自分の知っている箱根登山は、この風景です。
懐かしいと感じないで、今もこのままの様な気がしています。
つまり箱根には何十年も足を運んでいないんですね。
by manamana (2010-08-08 06:11) 

Cedar

■suzuran6様
爽やか気分になっていただいてよかったです。箱根の電車はやはりこの形ですよね。
■京葉帝都様
スイス風の台車。初代の木造車はホントにスイスBBC製の台車を履いていて、写真のはそれのコピーだそうです。
■manamana様
実は私もこの時から乗っていない(!)のです。クルマやバスで行くことはありましたが~リゾートに電車で行く。という事が減りました。
by Cedar (2010-08-08 15:09) 

Cedar

■あおたけ様
■xml_xsl様
nice!ありがとうございます。
by Cedar (2010-08-08 15:11) 

keroro

うん、箱根だ。
箱根には年に数回行きますが、あまり変わっていないんですね。
のんびりと木々の間を走って行くのがいいですねー。
by keroro (2010-08-08 17:27) 

nexus6

この電車に初めて乗ったのは、小学生になる前でしたでしょうか。 "魔法の水"を撒きながら走る電車がとても不思議に思えたのでした。
by nexus6 (2010-08-08 21:09) 

Cedar

nexus6様
魔法の水は急カーブに油だと、勾配で滑ってしまうからですよね。今なら水タンクを電車に積まなくても、沿線にスプリンクラーつけたら簡単ですね。東急世田谷線の下高井戸でやっています。
by Cedar (2010-08-09 18:45) 

のり

はい、涼しくなってまいりました(笑)
いいですねぇ、登山電車。今も昔も憧れの的です。
とても素敵な写真です。
by のり (2010-08-09 22:10) 

Cedar

■のり様
お名前通りに、<のり>の良いコメント戴き感謝です!
箱根登山の電車の機能美はやはり魅力的だと思います。山国日本に此処しかないのが残念ですね。
by Cedar (2010-08-10 01:57) 

む〜さん

(12)の強羅駅の写真・・・・バックに写った『光観』と書かれた三角屋根の建物がとても懐かしいです。あれは、昭和23年だったでしょうか、24年だったでしょうか、小学校6年生の『修学旅行』で泊まった『観光ホテル』と言う名の旅館でした。濁った硫黄泉の大きな風呂の床は、つるつるで、皆でペンギンみたいに腹ばいで滑ったりしたのです。まどから眺めた登山電車・・・までは記憶にありますが、どんな車体だったかデータ消滅・・・たぶんチキなんとかという木造車だった筈です。その後、一度、更地でしたが、いまは、何やら保養施設みたいなのが建ってます。
(14)の台車・・・・素敵な形ですね。
近いんだし、もっと行ってもいい電鉄ですが、ついつい足が遠のいています。各駅に降りられるフリー切符もあるんだし・・・・。
by む〜さん (2010-08-11 05:51) 

Cedar

む~さん様
箱根の楽しい思い出をお持ちなんですね。私は小学生の修学旅行は日光でした。宿の前を東武の軌道線が通っていて、早朝に通過する貨物を窓から眺めておりました。なんだか似たような記憶で、嬉しくなってしまいました。

by Cedar (2010-08-11 07:47) 

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