香港軽鐵続きです(香港駆け鉄、その2) [外国鉄道写真]
前回に続き、香港の郊外に路線網を広げ、ベッドタウンの足となっている軽鐵を見てきたお話しです。
雨はますます強く、とても駅の外では撮影できそうもないので、兆康駅での撮影を続けました。(画像1・2)発車する電車と到着する電車がクロスしたり。2方向からの電車が続行で運行したりと、なかなかアクティブです。
香港軽鐵。アジアで最も活気あるLight Railではないでしょうか?
そろそろ時間が気になってきましたので、券売機で切符を買いました。
(画像3)切符です。運賃はゾーン制で、乗り換えもOKです。無札で乗っているのがバレるとえらい高額の罰金!というのも欧米のLight Railと同じシステムです。車内にチケットキャンセラーはありませんでした。
地元の乗客の多くは八達通(オクトパスカード)と呼ばれるカードを使っています。バスやコンビニでも使える、西鐵→軽鐵を乗り継ぐと軽鐵運賃がタダになるなど、色々便利なカードらしいです。
(画像4)オクトパスカードのセンサーです。カードで軽鐵に乗る場合は、センサーにタッチして乗らないと無賃乗車扱いとなる旨、掲示されています。
この方式は乗務員が運賃扱いをしないので、乗降がスピーディなのと、何両連結してもワンマンでOKというメリットがあります。
日本でもLRTの話題が賑やかですが、車輌だけでなく、このような運賃システムを取り入れて合理化を図って欲しいものです。
(画像5)休日の昼間にも拘わらず、3分おき位に電車がやってきます。2連・単行が入り乱れて走っていましたが、単行だとかなりの混雑でした。
この後、2連でやってきた元朗(ユンロン)行きに乗り込みました。もともとは、元朗市内の併用軌道区間で撮影+その後、町の名物食堂で海老ワンタンメンを食べる、というチープかつ優雅な(?)プランを立てていたのですが、豪雨の中で傘差しながら人ごみで撮影する元気も無く、元朗のメインストリートを車内から眺めつつ通り過ぎ、終点の元朗總站へ。
(画像6)元朗總站はショッピングモールの1階に、系統別に4本のホームがあります。照明は暗く、いたって簡素なつくりで、アメリカのバスターミナルを思い出しました。
(画像7)液晶式の出発案内です。行き先や時間のほか、編成(1両か2両か)も表示されます。
(画像8)ループも建物内にあります。手前の線路を左に走った電車が、奥のループで向きを変えて戻ってきました。急カーブのきしり音が天井に反響します。(ひどい写真ですみません)
・・・あいにくの雨のせいで、ここでもお手軽撮影の後、そそくさと香港市内に戻ったのでした。
(画像9・10)メインストリート、青山公路(チンサンゴンロ)の真ん中をセンターリザベーションで走ります。街の感じは変わっていませんね。当時は九広鉄路の運営で、塗装も少し違っていました。
(画像11)香港支社勤務だった私の通勤風景=ウソです!=この頃は西鐵は開通しておらず、香港市内へは元朗からバスか、この電車の終点屯門(ティエンムン)からフェリーでした。
(画像12)香港へのフェリーと接続していた屯門碼頭總站の風景です。元朗總站と同じような作りですが、もっと大規模でした。
・・・・そういえばこのときも雨でした。この線と私、相性が良くないのでしょうか?
なんとも悔しいので、仕事の後で九龍の有名なワンタンメン屋さんに飛び込みました。絶品の味に満足!!
この後は、香港島サイドで、有名なトラムも駆け鉄してまいりました。(続く)
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