妻のいる鉄風景（その4、秋のSF）

亡き妻の、4回目の月命日の記事は、同じ季節に夫婦旅したサンフランシスコです。

（1・2）坂の町、霧の町～花のサンフランシスコ・・
でもやはり鉄分濃厚な観光客には、ケーブルカーの楽しさが格別でした。

（3~5）ケーブルカーそのものも、もちろんいいんですが・・・


沿道の街なみの雰囲気も、とっても気に入りました。
（6）
丘に広がる絵になる街並み～
ヒッチコックの『めまい』『鳥』や、
70年代の『卒業』『ブリット』など、この街を舞台にした映画も多いですね。（7）

（8）
丘の上から見る坂の町、上下するケーブルカー、夫婦揃ってすっかり気に入ったので、MUNI3日間フリー乗車券で何度となく乗り降りしましたね。

（9）丘を越えてフィッシャーマンズワーフへ・・・
（10）

ダウンタウンから、静かな住宅地へ・・・
（11・12）

（13・14）
遊園地のアトラクション気分で街を遊べる乗り物としては、香港トラムに肩を並べる楽しさだと、Cedarは秘かに思ってるんですが・・・

（15）妻もこの感じは一緒だったみたいで、帰ってきてから亡き両親にケーブルカーのことを楽しそうに話していたものでした。

サンフランシスコにはケーブルカー以外にも、BART、プレメトロ（地下を走るLRT)、ヴィンテージ路面電車、トロリーバス、通勤鉄道のカルトレインなどがあり、鉄系交通の充実した街です。

（16）
フェリーピアから船に乗り、ビーチリゾートタウン、サウサリートへも行きました。


（17・18）船はオークランド・ベイブリッジをバックに進みます～橋をじっと見ていると・・・

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スマートなキーシステムのブリッジユニット（※）やSPの丸窓電車（※※）が渡っていく姿が見えるような気が・・

（※）

（※※）



船の行き先サウサリートからは、ノースウェスタン・パシフィックの第3軌条式電車も出ていたんですね・・
 

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いかんいかん、またいつもの妄想から我に返ると～
（19）～おおっと、こちらはアル・カポネもぶち込まれていたアルカトラズ刑務所！

とかとか、見所もたくさんあるサンフランシスコ・・・
（20・21）
家内も初めての街だったし、風光や街並みが夫婦揃ってとっても気に入ってしまったのでした。

（22・23）

なので、電車よりも、のんびりと『ケーブルカーごっこ』に明け暮れました。

（24）ゲイの聖地、カストロストリートから出るFラインのPCCや、

（25）70年代ウエストコーストカルチャーの拠点、ヘイトアシュベリーのそばを走るトロリーも気にはなったものの・・

『この街は、絶対もう一度来るから、そのときじっくり乗り撮りしよう・・』
なんて思ったンですが・・・・



結局このとき以来、行ってません。

（26）Cedarが好きだったボーイング製LRVも消えてしまいました。

（27）あの街に行ってみたいけど、どうしようかな～

ではまた。

コメント 19

Sausaliteはサウサリートなんですか！　ずっとソーサリトだとばかり思ってました。
ここは，ナローゲージャーにとってはNorth Pacific Coastって云う，い～いナロー鉄道があったところとして有名です。ユニークなキャブ・フォワードのロコがいたんです。こんなのです。

http://www.northpacificcoastrailroad.com/

その昔，日本製ブラスモデルの末期に，Westside Modelsが中村精密にこのロコのモデル（HOn3）を作らせようとしたんですが，パイロットモデルだけで製品は出なかったって云う話があります。

インタアーバン好きにとっては，NPCを再編成・改軌・電化したNorth Shore Railroadの方が気になるでしょうか。あの“エレクトラ”のいた電気鉄道ですから。
これがNortwestern Pacificになったわけですけど，P.E.好きにはブリンプもここの出身だったので見逃せない鉄道なんですですよね。

サンフランシスコ，行ってみたいなァ…。

by Tad (2015-10-08 01:38) 

こんにちは
路駐がすごくてびっくりしました。
「カストロストリートから出るFラインのPCC」にそそられました。
奥様、美人でいらしたんですね。
奥様のご冥福をお祈り申し上げます。
by ひでほ (2015-10-08 14:16) 

■Tad様
SFの北エリアにはユニークな汽車電車がたくさんあったようですね。ナローのキャブ・フォワードってアメリカらしいですよね。
“エレクトラ”も第3軌条集電だったんでしょうか？
明日は久々に二子玉川でHOのエレクトロライナー走らせます。
貫名さんもいらっしゃるようで・・

■ひでほ様
アメリカの大都市はどこも路駐は時間・エリアを守ればOKですね、ルール違反は容赦なく罰金も徹底してますが・・

家内のこと、ありがとうございます。
美人かどうかはともかく、私にはベストマッチな人でした。
Fラインはさらに充実、路線もフィッシャーマンズワーフまで延長されているらしいです。
by Cedar (2015-10-08 15:05) 

★シルフ様
★大和様
★あるまーき様
★hanamura様
★あおたけ様
★ぷっぷく様
★UZ様
★えすぷれそ様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2015-10-08 15:08) 

こんばんは
私もサンフランシスコ好きです
といっても21世紀になってから行ってませんが･･･(^^;)
バンクーバーやサンフランシスコといった
西海岸は穏やかな気候でいいところですよね♪
by gardenwalker (2015-10-08 22:59) 

■gardenwalker様
アメリカン西海岸のあの気候は、日本では味わえない心地よさですね。
中でもサンフランシスコとシアトルは海と丘の織り成す独特な雰囲気が好きです。バンクーバーも好きなのですが電車が走ってない（スカイトレインってのはありますが・・）のが珠に傷かと・・


★nd502様
★nandenkanden様
★モボ様
★mangahara様
★シュウチャン様
★AKI様
nice!ありがとうございます




by Cedar (2015-10-09 00:18) 

> “エレクトラ”も第3軌条集電だったんでしょうか？

モチリンでげす。
でも1906年のサンフランシスコ大地震（とその後の大火災）で壊滅した市内の瓦礫撤去に使うために対岸に送られ，サンフランシスコ市内は架線集電だったんでポールをつけられたんですね。

エレクトラの履いていたHedley台車は，ノース・ショアの木造インタアーバンカーに多く使われていたヤツなので，それを流用して自社工場で作ったワケです。ちなみにヘンリィ・ハンティントンの“アラバマ”も同形台車でしたね。

営業開始した頃，サードレールに触れた犬が一日で８匹感電死したり，牧場から迷い出た牛が触れたら毛から煙が出て倒れたけど，慌てて起き上がったらコケて，また感電…を４回繰り返したって云う新聞記事があったなんて話があります。

そうそう，ノース・ショアはカリフォルニア最初のサードレール鉄道だったんですよ。
by Tad (2015-10-09 00:27) 

■Tad様
＞ノース・ショアはカリフォルニア最初のサードレール鉄道だったんですよ。

～なんであの立地にサードレール？お近くのNorthern Electricもこれを見て真似したんでしょうかね。　

＞牧場から迷い出た牛が触れたら毛から煙が出て倒れた・・
アルゼンチンのサルミエント線でも似たような話があったとか。

木造車の写真も見ましたが、サイズでかいので迫力でしたね。
この鉄道の本が欲しくなりました。

by Cedar (2015-10-09 01:00) 

橋を渡るインタアーバン電車、刺激的ですね〜
今晩はよろしくお願いします。
by Chitetsu (2015-10-09 07:03) 

■Chitetsu様
なんだかご無沙汰です。
今晩お会いできるのを楽しみに・・
by Cedar (2015-10-09 08:20) 

★やまびこ3様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2015-10-09 08:21) 

★素人写真様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2015-10-09 10:34) 

サンフランシスコ
一度は、行ってみたいです。
そうですね、確かに映画の舞台としてよく取り上げられましたね。
by 八犬伝 (2015-10-09 12:26) 

■八犬伝様
アメリカ人にとってはＳＦは『シック』な街なんだそうです。坂と海、ヴィクトリア様式の建物はヨーロッパヘの憧れ（コンプレックス）が強いアメリカ映画人の好みに合ってるのかも？Cedarもそれこそリスボンやジェノヴァみたいな雰囲気を感じました。

by Cedar (2015-10-09 14:10) 

★ねじまき鳥様
★芝浦鉄親父様
nice!ありがとうございます


by Cedar (2015-10-10 10:19) 

「想い出のサンフランシスコ」で歌われているように、素敵な街なのですね。ゲイが多いのも何となくわかります。私もこの街のケーブルカーに乗ったことがありました。ワイヤーがレールの真ん中に埋め込まれている動力システムには驚きました。今度行くとすればBARTを乗り潰してみたいです。


by 京葉帝都 (2015-10-10 15:20) 

> この鉄道の本が欲しくなりました。

インタアーバン・スペシャルのがいいんじゃないでしょうか。Harre W. Demoroさんの“Electric Railway Pioneer: Commuting on the Northwestern Pacific, 1903-1941”ってやつです。
古書サイトを見ると他にもかなりの数のNWP本はありますけど，後年のディーゼル時代のが結構あるみたいで，気をつけないとそっちを掴むことになりますのでご注意を。

by Tad (2015-10-10 18:21) 

■京葉帝都様
アメリカでもっともリベラルな街、というのは市民の誇りでもあるようです。
ケーブルカーには博物館があり、巨大な滑車がケーブルを巻き上げてるところが見られました。

■Tad様
ご教示ありがとうございます。
＞ディーゼル時代のが結構あるみたいで，気をつけないとそっちを掴む
そうですね、イリノイターミナルの本で似たような経験があります。
by Cedar (2015-10-10 22:14) 

5/17 『ブリット』に出てくる病院の前を通りました...
by サンフランシスコ人 (2016-05-22 05:59)