非常事態報告、その7(誌上でNY鬼線路めぐり) [アート・本]
行きたいと思いながら、なかなか行けないNY。
その地下鉄全線の線路配置がこんなイラストで紹介されています。
(2)ちなみに写真は一切無し、ってのもヲタにはいっそウレシイ。
紹介したい場所(鬼線路)はいろいろありますが、Cedarが行ったことがあり、印象的だった場所の線路配置をピックアップしてご覧いただきます。
その地下鉄全線の線路配置がこんなイラストで紹介されています。
(2)ちなみに写真は一切無し、ってのもヲタにはいっそウレシイ。
紹介したい場所(鬼線路)はいろいろありますが、Cedarが行ったことがあり、印象的だった場所の線路配置をピックアップしてご覧いただきます。
まずはNYの丸の内・銀座というべきミッドタウンエリア、Cedarが初めてNY出張で行ったとき宿泊していたホテルのそばです、ロックフェラー・センター、5thアベニュー、42丁目といった、観光客にもお馴染みの駅が並んでます。(3)朝食の前に駅に行ったり、ひと駅間だけ乗ったりしたエリアでした。旧INDの路線が交差したりデルタ線を作っていたりして「なんだか複雑な線路だなあ」と感心したり、全部地下線なのに殆どが複々線なのに驚いてました。
ホテルから一番近かった6番街の57丁目は当時終端駅で、JFK行き急行の始発駅になっていましたね。
(4)落書きだらけの電車ばかりの中で、これだけはきれいに整備されていました。
ホテルから一番近かった6番街の57丁目は当時終端駅で、JFK行き急行の始発駅になっていましたね。
(4)落書きだらけの電車ばかりの中で、これだけはきれいに整備されていました。
同じ出張の休日に行ってみたのが、9・11でターゲットになってしまった世界貿易センター&ダウンタウンエリア。(5)幅が狭まったマンハッタン島南端に、やたらめったら駅があって、目指す系統の駅が見つからず往生しました。
(6・7)
IRTサウスフェリー駅のループは、今は無くなったんですよね。
(6・7)
IRTサウスフェリー駅のループは、今は無くなったんですよね。
次は家内と新婚旅行でNYに行ったときに、初撮影に出かけた思い出深いここ。(8)アラサーCedarの後ろ姿、撮影者は亡き妻です。マンハッタンからイーストリバーをくぐってすぐのクイーンズボロ・プラザ駅界隈も、なかなかの線路錯綜っぷり。
(9・10)赤坂見附駅が高架になったような駅を中心に、線路が張り巡らされてますね。地下には余所者には紛らわしいクイーンズ・プラザ駅があり、こちらも郊外からの複々線が都心方向に分岐したり、両方の線路を直通する系統が通る連絡線もあって更にややこしい鬼配線になっています。
(9・10)赤坂見附駅が高架になったような駅を中心に、線路が張り巡らされてますね。地下には余所者には紛らわしいクイーンズ・プラザ駅があり、こちらも郊外からの複々線が都心方向に分岐したり、両方の線路を直通する系統が通る連絡線もあって更にややこしい鬼配線になっています。
こちらも家内と行った場所~(11・12)地下鉄で行けるリゾート(?)コニーアイランド駅周辺の線路配置。
4方向から地下鉄(高架ですが)が乗り入れて、ターミナルも大規模ですね。近くには車両工場・ヤードもあります。(13)別の資料にあったヤードの配線図。後ででてくるNY地下鉄博物館所有の動態保存車が滞泊するヤードもあるらしいです~
4方向から地下鉄(高架ですが)が乗り入れて、ターミナルも大規模ですね。近くには車両工場・ヤードもあります。(13)別の資料にあったヤードの配線図。後ででてくるNY地下鉄博物館所有の動態保存車が滞泊するヤードもあるらしいです~
家内とは地下鉄に乗ってあちこち行ってますが、南のコニーアイランド並みに遠いブロンクス動物園にも地下鉄で行きました。(14)入り口の最寄り駅は2か所(East Tremont Ave.とBronx Park East)ありますが、その中間にある東180丁目駅が面白い。(15)ここは元のインタアーバンの始発駅跡が構内に残っていたり、その路線を引き継いだ線路への高架渡り線(FLYOVERと呼びます)があったりします。
クイーンズのフラッシングメドウ・パークにも出かけました。シェアスタジアムやテニスの全米オープンのコートなどもあるここには、臨時列車の運転用にヤードがあります(16・17)その名はなんとコロナヤードとな!!
線路配置図としてみると、一番鬼配線なのがブルックリンハイツエリアです~あまり大規模なんで2ページ見開き!うひゃあ!なんじゃこりゃ!(18)実際に電車で行ってみると、地下にも係わらず構内にも駅間にも分岐が入り乱れて、トンネル内なのに立体交差する線路が上から見えたりするのに大興奮、様々な系統が入り乱れてもう何が何だかわかりません。(19)マンハッタンを望む高級住宅街でもあるブルックリンハイツの地下では、地下鉄たちが組んず解れつしてるわけですね。(20)鉄にウレシイのはこの一角にNY地下鉄博物館があること。廃駅を使っているので展示線が営業線に繋がって、保存車が時々本線を走るという・・・日本では考えられないですね。(21)ここも家内と行ってみました〜なかなか楽しい博物館でしたよ。
もう一つの「うひゃあ~なんじゃこりゃ!」はここ↓です。(22)昔から雑誌などで見て憧れていた場所です。秋葉原・お茶の水みたいな高架線同士の交差に連絡線やら車庫への入庫線が絡まって、線路配置図見てもさっぱりわからない・・さすがに別ページで詳細図もあります(23)これがほぼ全て高架線ですから、鉄骨のダンジョンという感じです。(24)治安的にはヤバいエリアですが、どうしても行きたくて決死の覚悟で行ってみたものの、この目で見てもよくわからなかったです。その時の詳細はブログに→(こちら)
とかとか・・・
あとは、アメリカンお電車お仲間FBグループで話題になってる3線区間の終端・分岐の配線図やら~
(25・26)日本では結局普及してないのは設備投資の割に効率的でないと判断された、と某私鉄の方から伺ったことがあります。
あとは、アメリカンお電車お仲間FBグループで話題になってる3線区間の終端・分岐の配線図やら~
(25・26)日本では結局普及してないのは設備投資の割に効率的でないと判断された、と某私鉄の方から伺ったことがあります。
ではまた。
2020-04-30 06:00
nice!(18)
コメント(14)
素晴らしいものを見せて頂きました。奥様との素敵な思い出が沢山創られたN.Yだったのですね。
小生は出張で3回行っただけですが、帰国時にJFKまで知ったかぶりで、大きなスーツケースを引きずりながら一人で向かったのでしたが・・・、終点降りても空港が見えない!という悲惨な経験をしています(笑)。
N.Yの他にシカゴのループにも乗りましたが、全長15m程度の連結した車両が、高架上の箱根登山のような急カーブをくねくね行き交うのが魅力的でした。
by OER3001 (2020-04-30 09:31)
これを見ると高砂(京成)とか淡路(阪急)なんかは可愛いいもんですね。
by モハメイドペーパー (2020-04-30 10:02)
■OER3001様
NYは出張で行って好きになり、結婚してからはほぼ毎年行っていました。今年は絶対行こうと思っていたのに、まさかこんなことになろうとは・・・・
■モハメイドペーパー様
あの列車密度でここまで必要か?と思うものの、配線フェチにはたまらない線路模様です。いつになったら見に行けるんでしょう~(泣)
by Cedar (2020-04-30 10:13)
線路配置自体は、
https://www.nycsubway.org/wiki/New_York_City_Subway_Track_Maps
でも見ることができるものの、細切れで何が何だかわかりません。
まとめて見ることができるこの本、いいですねー。
by hideta-o (2020-04-30 13:43)
■hideta-o様
こちらのサイトもよく見ていますよ。
線路配置図見て彼の地に思いを馳せるってやはり変態か?
昨年無理して行っとけば!と後悔しきり→https://cedarben.blog.ss-blog.jp/2019-11-21
by Cedar (2020-04-30 16:11)
面白かったですね、治安が悪い所に良い撮影ポイントがあったり。
レイモンド・ローウイのR40も懐かしいです。
https://987.blog.ss-blog.jp/2011-06-21
by gop (2020-04-30 18:58)
■gop様
オサレなNYの記事、憶えていますよ。
R40かっこいいですね。ついにモケー買ってしまいました。
★nice!いただいた皆様
ありがとうございます
by Cedar (2020-05-01 00:08)
いやいやいや、これお宝ですねえ。
記事の写真を拝見して、興奮しちゃいました。
同じような発想で、ヨーロッパ主要都市トラムの路線図の本を持って
...ます...どこかにあるはずです(笑)
これまた鬼のような線路配置で興奮します。
わたし、きっと変態です(笑)
by ナツパパ (2020-05-01 10:08)
地上区間の線路の錯綜ぶりは、Track Map を Youtube の cab ride を照合しながら見るのも楽しいですね。車庫へのアプローチの多くが本線を横断せずに立体的なのは安全に対する思想が見て取れます。路線の分岐も合わせて鉄骨丸出しのNYは魅力的です。
by 京葉帝都 (2020-05-01 11:45)
いやはや凄まじい配線ですね!
パリでもビックリしましたが、そんなもんじゃないですね。
山の中のアメリカしか知らない身としては、一度は見てみたいです。
by Chitetsu (2020-05-01 14:02)
■ナツパパ様
こんな記事で興奮してくださるとは~そりゃ間違いなく変態です。
■京葉帝都様
同じ地下鉄でも、シカゴとNYでは配線手法に違いを感じます。
鉄骨高架や駅の構造は似ていて部品などは規格化されている気がします。
■Chitetsu様
やっと会社辞めて今年こそ見に行く予定でしたが、いつになることやら~死ぬまでにもう一度見に行きたいです。
by Cedar (2020-05-01 14:32)
こんにちわ~。
うむむ、「鬼線路」と言うより「変態線路」ですな。
まぁ、路線長が400kmもあるんだから…とは思っても、運転系統が複雑でよーワカランです。
この手の運転系統は路面電車的発想じゃないんですかね?
シカゴもLに乗り入れる系統が複数あるし、日本じゃ地下線(シカゴもNYCも高架もありますけど)線内のみで複数の系統が乗り入れるてのはないですよね。
間違って乗ったら、一生降りられなくなりそうな路線ですよねぇ。
*モダン・フォークソングのグループ、Kingston Trioの曲で'M.T.A.'ってのがあって、10セント持って家を出たチャーリーって男が地下鉄に乗り、乗ってる間に運賃が値上げになって追加料金を要求されるんだけど、手持ちは10セントしかないので降りられなくなって、毎日奥さんが電車に乗ってるチャーリーにサンドウィッチを渡しに来、チャーリーは走ってる電車の窓からそれを受け取る。彼は一生電車の乗り続ける事だろう…と。
いやいや、食い物ではなく、お金を渡せば済む話なのに・・・と言ったら曲にならないんですが、この曲の舞台のM.T.A.は残念ながらNYCではなくボストン、今のMBTAですね。
しかし路線、長いよなぁ。一番端っこはジャマイカなんだもんなぁ。カリブ海まで行っちゃうんだから・・・って違いますね。(^..^;)
*因みにジャマイカの首都はキングストンでした。ハハ。
by Junior (2020-05-01 15:41)
素晴らしいコレクションです。
NYで地下鉄の路線図をもらった時に、こんなに複雑で、複々線の運転もあちこちであるのに感心しましたが、それをさせる線路網は予想以上です。
by やまびこ3 (2020-05-01 22:07)
■Junior様
こんばんは~。
各停急行入り乱れ、時間帯によって運転系統が変わったりして、ほんとに油断がなりません。ぼーっとしてるとヤバいエリアに連れてかれるし、そこにまた痺れる変態線路があったりする。
でも最近は駅の案内なんかも随分改善されてるようだし、新線建設もやってるのはすごい。
■やまびこ3様
列車密度のわりに贅沢な線路配置は過去の栄光というべきか。複々線や3線区間を爆走する急行に乗って手に汗握る日が早く戻ってほしいです。
by Cedar (2020-05-01 22:49)