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台湾鉄三昧報告(その10=虎尾の街中軌道) [外国鉄道写真]

阿里山の片鱗を楽しんだ翌日3月4日嘉義から斗南へ。ここからタクシーで虎尾という町へ向かいました。
JGxb9kIRgr29rXL1553791215_1553791485.png(1)斗南まで走っていた廃線跡の鉄橋が見えてくると、最後の現役サトウキビナローの始発地虎尾です。

20190329122247DSCN1567虎尾.jpg(2)うお!賑やかな街中の大踏切。コレが実はナローの線路!っていうのにいきなり大興奮しちゃいました。20190329122529DSCN1570-2虎尾.jpg(3)

列車がくるまで街中軌道の沿線風景を撮りまくり~554E708A-C3E9-48EA-A31B-BD5830C432AA.jpeg(4)これこれ!Cedarの大好物です、痺れます

D557D3E9-0EB1-4905-B29E-2A2F2FA2D684.jpeg(5・6)そもそも併用軌道じゃないのに、軌道敷が勝手に駐車場になっちゃってます~20190329122722DSCN1571-1虎尾.jpg列車運行が無い季節は全体が駐車場になっちゃってるんだろうなあ


C8C72609-47C1-407B-A1A1-0F678BB3B590.jpeg(8~10)20190329123239DSCN1574-1虎尾.jpg16E68CF2-ACAD-44E0-A7F8-343538E09BAF.jpeg

軌道は民家の台所でも裏庭でもある〜ここに座って、台湾ビール飲みながら撮影したら最高!

やがて「南無大願地蔵王菩薩~」の大看板のある踏切にでました。
20190329122905DSCN1572-1虎尾.jpg(11・12)E1BA41C6-ADD0-46B3-B39B-2F33632BFCDB.jpeg踏切番は菩薩ではなく、ここに店を構えるおばちゃんのアルバイト。我々のために椅子を並べてくれました。ほんとに台湾の人って人懐っこくて優しいです。

DB8EE640-F07C-4791-AA22-701F2F32ACAE.jpeg(13)おばちゃんちには、虎尾の赤トラ=なつこくて可愛い猫でした。

なんだか楽しいおばちゃん地蔵王菩薩踏切(爆)で、サトウキビ畑に向かう列車を撮影しました。20190329123517DSCN1581-1虎尾.jpg20190329123900DSCN1584虎尾.jpg(14・15)2軸車とはいえ堂々50両編成くらいだったのにはビックリ!いやはや強烈なシーンでした。20190329124012DSCN1587虎尾.jpg(16)

このあとは一度タクシーで郊外に出て撮影〜ここでも印象的なシーンがいろいろ撮れましたが、2枚だけにします。

20190329013438DSCN1590-2虎尾.jpgF2E225CC-1E79-43D8-82AF-A9355DB6ED5D.jpeg(17・18)あとは同行お仲間が記事にしてくれるはずなんで、(→たとえばこちら?)そちらを見ていただくとして〜


ギリギリごちゃごちゃ好きのCedarブログらしく、再び虎尾の大踏切に戻ります。22E24301-B086-411A-AF29-79F77790532B.jpeg(19)工場行き列車が街の中心部を抜けていく空前絶後なシーンです。列車がやってきても踏切番のオッチャンは居眠り!お仲間が声かけて慌てて起きるという、漫画みたいなシーンに笑いました。2664BC8D-4650-47C1-994B-4412780A7F88.jpegFA907D10-287E-4F69-8C13-2B11DF68ECAD.jpeg(20~22)サトウキビを満載した貨車の列が市街地をゴロゴロと走り抜けます。6E49F88D-7020-4E65-9F52-36D28B028B84.jpeg50両編成のラストには薄汚れた赤い布が=これが後部標識なんですね。
素晴らしいシーンを拝めたお祝いに、線路のすぐ脇の角打ちでカンパイィエィ!2F765B32-47A9-4E8E-96AA-28BFBE8C7179.jpeg(23)

本日ラストの工場行き列車をいい気分で迎え打ち~
線路に寝てたワンコがパパイヤの傍らに逃げると、列車がやってきます。20190329103706IMG_4693-3.jpg20190329103850IMG_4695-3.jpg(24・25)角打ちのテーブルでビール片手に撮影、ってのはウソです。

F89B824D-566A-4C13-A3B4-F82C260595E2.jpeg(26)うーむ、たまらんです。

20190329103956IMG_4696-3.jpg
(27・28)ご案内いただいたO御大↑とKN先輩↓に非常感謝!!20190329013251DSCN1565-3虎尾.jpg


21世紀枠から思い切りはみ出た虎尾のナロー、こりゃ凄いっす。20190329123351DSCN1575虎尾.jpg(28)来年も走ってくれたら絶対またこの町に来たい!
(すごい風景の連続にすっかり舞い上がって、光線・フレーミングとも×な写真が多い・・・)

この後は、余韻引きずりつつ21世紀の高鐵員林駅から台北にワープしました。IMG_4707.jpg(29)


気がつけば、そろそろ旅も終わりです。

ではまた。





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コメント 12

Chitetsu

いやはや、虎尾は本当に空前絶後の感動の地でしたね!
来年のシーズンも行きたい!
それしかありません!
by Chitetsu (2019-03-30 09:42) 

Cedar

▪︎Chitetsu様
旅のラストに相応しいインパクトでしたね。車両もですが、沿線の人や街との距離感!今の日本には消えてしまったものが残ってました。
来シーズンも動いてくれることを願うばかりです。
by Cedar (2019-03-30 10:28) 

モハメイドペーパー

20~22のシーン、遮断ロープの内側(軌道敷)に入っているようだけど、お咎めなしなんでしょうか。
by モハメイドペーパー (2019-03-30 11:36) 

Cedar

▪︎モハメイドペーパー様
あはは、気がついてみたらそうですね。
前後の軌道敷は人犬猫車が普通に通行してるし、居眠りしてたおじさんに声掛けて起こしたしね。
なんとも呑気な雰囲気でした。
by Cedar (2019-03-30 14:17) 

gardenwalker

こんばんは
なんか、すごくカオスで
魅力的なところですね
by gardenwalker (2019-03-30 22:01) 

伊豆之国

2・3番の写真の大踏切、警報機の位置も、その警報機が載っている鉄骨のトラス(梁)も、日本ではまず見たことがないですね…。
街中の裏通りのような場所を、列車がいつ来るのかわからないような線路が通っていて、その線路と道路の境がわからないような線路敷きに面して民家や商店が立ち並んでいるという風景は、東南アジアのどこかの国の写真で見たことがあり、こうした光景は東南アジアに共通したものなのでしょうか。
余談ですが、「斗南」と言う字を見て、「下北」(前にも書き込んだことがありますが、「下北沢」ではなく「マグロの大間」や「イタコの恐山」がある青森県の半島)に目が行ったのは、以前に「戊辰戦争で敗れた会津藩が下北半島に丸ごと「島流し」されて「斗南藩」を作らされた」という話を知っていたからだったのでした。
by 伊豆之国 (2019-03-30 22:08) 

Cedar

▪︎gardenwalker様
カオスですがのんびりしていて、すごく魅力的でした。
▪︎伊豆之国様
この踏切は印象的でした。
by Cedar (2019-03-30 23:20) 

京葉帝都

最初の地図は、台湾の製糖産業が全盛期のものなのでしょう。緑線は狭軌か狭軌+ナロー、細い赤線はナロー、と勝手に想像しました。戦前の鉄道網は密度が高くて良き時代だったと思います。街中を通るとは言え、工場とサトウキビ畑を結ぶ短距離輸送(北九州市のくろがね線みたい)、平坦なので長編成で貨物輸送の収益を出す、という発想、そして観光的な要素も強そうです。Cedar様は、17,18のシーンから、福島や花巻のかつての光景を思い出されたのではないでしょうか。この街の鉄道と生活感が一体になった情景には癒やされました。子どもの頃は、水たまりのあるオフロードを長靴を履いて通ったことがありましたが、今では普通はあり得ません。
by 京葉帝都 (2019-03-31 12:51) 

Cedar

▪︎京葉帝都様
地図は戦前のものです、赤がナローは間違いないですが、緑は旅客営業線ではないかと思います。嘉義から西に向かう2線はデュアルゲージではなかったようです。虎尾のナローはまだ観光的ではないですが、途中で交差する高鐵の員林駅まで分岐線作る話もあるようです。
by Cedar (2019-03-31 15:38) 

Cedar

★マルコメ様
たくさんのnice!ありがとうございます
by Cedar (2019-04-01 00:31) 

やまびこ3

町中の踏切、遮断機もないんですね~。
こりゃあ、雰囲気たまりません。
by やまびこ3 (2019-04-02 06:59) 

Cedar

▪︎やまびこ3様
大踏切には一応遮断ワイヤーはあります。
でもその前後の軌道敷には堂々とクルマが停めてあるし、犬や人が歩いてるというフシギ空間でした。
by Cedar (2019-04-02 07:53) 

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