映画「ブエナヴィスタソシアルクラブ」とキューバの鉄道 [映画・音楽]
今年公開されたこの映画(左)~そして2000年に公開されたコチラ(右)。
(1)ADIOSは続篇ってか、後日談です。メンバーとの接点もあったこの映画、心にしみる音楽とともに、どちらも大好きです。拙ブログらしく、鉄絡みでお話しします。

コチラは1作目から、メンバーの1人コンパイ・セグンドさんが、映画のタイトルにもなった伝説のライブクラブ「Buena Vista Social Club」の場所を捜し歩くシーン。
(4)クラシックなアメ車が渋い。セグンドさんもダンディで渋いです。
(5)クラブがあった当時のハバナの電気鉄道路線図。青線が市内電車で、かなりの路線網です。左側にBuena Vistaという場所があり、クラブはここにあったんですね。
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1作目にはメンバー1人ずつの自己紹介がありますが、ギター&ヴォーカルのエリアディス・オチョアさんがハバナ中央駅構内にいるシーンが鉄的には「オオ!」でしたね。



(7~9)なぜここで撮影したかはよく分かりませんが、急カーブの構内がよく見えるからいいです。

貨車改造だと思われる客車も登場~

政治的には独立国だったものの、戦前のハバナはアメリカ資本の鉄道が入り乱れて、こんな高架電車まで走っていたんですね!


(14)高架線は今も残っていますが、架線は無くなってるようです~2015年の姿


やった!映画でみて痺れまくった彼らに会えるし、かねて行きたかったキューバにも行ける!
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何よりも、アノ電車にも遇える(!)と1人ほくそ笑んだのでした・・・
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コレコレ~これ電がな!こんなお電車が当時のキューバには生き残ってました。ハバナ港の対岸CASABLANCAから出る電車線です!
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世界最後のインタアーバンといわれ、アメリカの電車ファンの憧れだったHERSHEY CUBAN ELECTRIC、当時はまだブリル製のこんな電車が残っていたんですからスゴイです。
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何よりも、アノ電車にも遇える(!)と1人ほくそ笑んだのでした・・・

コレコレ~これ電がな!こんなお電車が当時のキューバには生き残ってました。ハバナ港の対岸CASABLANCAから出る電車線です!

世界最後のインタアーバンといわれ、アメリカの電車ファンの憧れだったHERSHEY CUBAN ELECTRIC、当時はまだブリル製のこんな電車が残っていたんですからスゴイです。

なんて盛り上がっていたら、なんと彼らのスケジュールの都合でキューバではなく、ヨーロッパツアーのOFFのときにスペインで撮影・録音となってしまい、ハバナ行きはチョン!
ブリルの電車との出会いもお流れになってしまいましたァ~
数年後には、HERSHEYの電車もバルセロナのセコハン電車↓に置き換えられてしまったのでした。
(22)アメリカンな台車とか、それなりに魅力的な電車ですが、やはりインタアーバンそのもののブリル製が断然いいですよね。

2作目「ADIOS」では主要メンバーの多くの出身地である、東部の港町サンチアゴ・デ・キューバ(SANTIAGO DE CUBA)のエピソードが語られます。過去の栄光を忘れた彼らが、普通の生活をしていた街でもあります。
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(26)


映画にもこんな街並が出てきます・・・ん?電車の線路が残っていますね。
ハバナほどではないものの、サンチアゴ・デ・キューバにも市内電車のネットワークがあり、1950年代まで走っていたようです。
(27・28)
映画にもこの電車が登場しました。ハバナの電車に良く似てて、カットの使い廻しか?と思ってたのですが、調べたらハバナ市電のお古でした。
ハバナほどではないものの、サンチアゴ・デ・キューバにも市内電車のネットワークがあり、1950年代まで走っていたようです。


とかとか・・・・ついつい電車メインになってしまいましたが、この映画は2本ともマジお勧めです。
音楽ももちろん素敵なんですが、人生の黄昏を迎えたCedar世代には、老人になって再びスポットを浴びた彼らの喜びと戸惑いが胸に沁みてきます・・・・
音楽ももちろん素敵なんですが、人生の黄昏を迎えたCedar世代には、老人になって再びスポットを浴びた彼らの喜びと戸惑いが胸に沁みてきます・・・・
2作目「ADIOS」には、タイトルとおり彼らとの「アディオス」も描かれます。
(29・30)
コンパイ・セグンドさんのお墓です。キューバ鉄道に詳しい鉄仲間のMさん撮影
(31)Cedarが大好きだったイブライムさんも、2005年に亡くなっています・・・合掌


コンパイ・セグンドさんのお墓です。キューバ鉄道に詳しい鉄仲間のMさん撮影

そういえば、今日は敬老の日ですね、う~ん、このネタ、ドンズバ?
ではまた。
ではまた。
2018-09-17 00:10
nice!(25)
コメント(15)
18のWルーフのよさげです。
西新井でみた1001?の感動がよみがえりました。
22の2こ目玉もいい。
くねるせんろもいい。
18のお顔がみたいでんがな
by ひでほ (2018-09-17 02:13)
ありゃ、その下ですね。わたし故障しているんで、失礼しました
by ひでほ (2018-09-17 02:15)
▪️ひでほ様
22が18に取って代わりました。18の顔は20、改造後が21です。
★モボ様
★庄龍様
★hanamura様
★xml_xsl様
★@ミック様
★はじドラ様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2018-09-17 08:02)
ポールとパンタのダブル装備、その昔の名鉄にもあったような。アメリカものにしてはパンタが小振りなんですね、
by モハメイドペーパー (2018-09-17 15:27)
■モハメイドペーパー様
この電車、両端のポールのほかに突き出た棒はなんと高圧ジャンパーみたいです。隣の電車についてる四角い枠に先端が接触して高圧回路になるらしいです。下枠がクロスしてるパンタはカナダによく見られる形です。なんとも賑やかな屋根上です。
★nd502様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2018-09-17 15:40)
歌詞のトレスって楽器なんですね。名前から察するに3弦かと思いきや、12弦ギターの半分みたいな6弦、初めて知りました。
Cedarさん好みの電車が走る古い街並み、まさにbuena vista!
by シグ鉄 (2018-09-17 17:53)
■シグ鉄様
3弦×2みたいな楽器です、トレス以外にもアラブの楽器をアレンジした弦楽器があったり、キューバ音楽はなかなか深いです。マドリードでの撮影ではライブで演奏してもらいました!感激!
しかしハバナに行けなかったのは返す返すも残念です。
★sonic様
★hideta-o様
★鉄腕原子様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2018-09-17 18:08)
この映画、良いですよね。
まだ、ADIOSは見ていませんが。
そうですか
ハバナがバルセロナに変わってしまって、残念でしたね。
by 八犬伝 (2018-09-17 20:18)
■八犬伝様
ハバナには行けませんでしたが、スペインで3日間、彼らと一緒にいられたのは幸福でした。
ADIOSは音楽より彼らの人生が語られるドキュメンタリーです。1作目のアンサーとして観ると興味深いです。
★ぷっぷく様
★やまびこ3様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2018-09-18 00:40)
うわー、これは凄いですね!
ブリルの電車の姿と最後の併用軌道痺れました。
先般うちの会社に勤めるキューバ人の人が実家帰流というので、写真いっぱい撮って来てもらいました。
そのうち紹介したいと思います。
by Chitetsu (2018-09-18 09:18)
■Chitetsu様
あの時キューバに行けてたら、ブリルにも会えたと思うと返す返すも残念です。キューバ通のMさんによれば、ブリルはまだ支線に残ってるらしいです。キューバ画像ぜひ‼!
★viviane様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2018-09-18 12:31)
知らないことばかりで楽しませてくれた記事でした。
ありがとうございました^^
by ワンモア (2018-09-18 18:20)
■ワンモア様
マイナーなブログが更にマイナーなネタで、すみませんすみません。
★myossy様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2018-09-18 18:36)
★芝浦鉄親父様
★あおたけ様
★soramoyou様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2018-09-19 10:11)
★UZ様
★gardenwalker様
★ネオ・アッキー様
★まめうさ様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2018-09-25 00:35)