謎の街で見つけた謎のレールカー写真 [1枚の写真から]
2月になりましたね~、正月気分は抜けました?
(1)今日はまた、こんなゲテモノの画像~バス車体がそのまま線路に乗ったレイルカー、アメリカ、コロラドあたりに生息していたやつでしょうか?
にしては、軌間が広いぞ…?
それに何やら漢字の表記が見えますね。その隣のマークはKCR(KAOLOON CANTONESE RAILWAY)のもの
漢字の表記は【火場】って書いてあるように見えて、意味調べてみたら、なんと火事って意味でした!エンジンルームのことかな?
ってことで、これは今や香港の通勤幹線、更には中国各地への列車が行き交う九広鉄路にいた車両なんです。
更に、普通のバスをそのままレールにのっけ!と思いきや、2台を背中合わせにしたような造作がユニークです。単端式でなく、ダブルエンドなんです。単純に背中合わせならホイールベース長すぎ?など気になります。(4)
鉄枕木の立派な線路に全くそぐわない珍妙な車両です、広州方面に行く列車の合間を縫ってこんなのが運行していたんですね・・。乗客?の風情もモロ香港!って感じです。
振り分け荷物のおばさんはビラビラの付いた帽子をかぶってますから客家族でしょうか・・~鉄ばかりでなく、こんなこともちょっと知ってるCedarです。
(5)このレールカー、香港人(中国人)専用だったのかも?何しろコロニーには差別区別は当たり前に存在しましたから・・・
香港名物ダブルデッカーのトラムも、そもそもは白人と中国人の混乗を避けるために導入されたのです。
さんざ勿体つけましたが全体像です。どうやらアルバムの写真を複写・印刷したもののようです、昔の香港の町並みやジャンクの浮かぶ港の景色の写真の中に、1枚だけ混じっていました。(6)
Bus on rails、 Hong Kong~というなんの手がかりにもならない書き込みがあるのみ・・・
電車やCedarは香港訪問は結構多いのですが、香港島のダブルデッカートラムや新界の軽鉄に偏りがちで、本線格の九広鉄路についての知識は乏しくて・・・
この写真を手に入れたのは8年くらい前の2月、旧正月の香港でした。
香港きっての骨董の街と言われる荷李活道=ハリウッドロードのこんな店でした。ここは高級な店もあるかと思えば、ガラクタ骨董もどきの屋台も同居してるという、香港らしさ満点のエリアです。
どういう出自のものなのかは全く不明、勿論被写体の詳細などは全く不明です・・
(9)何しろお店の人はこういう人ですから・・聞いても知らないし!
そんなこんなで、旧正月の香港で見つけた謎写真のお話でした。
今や日本製のカッチョいい(?)電車が走る九広鉄路にもこんなひょうきんものが走っていたとは・・・
この車両についてご存知の方、コメントよろしくお願いいたします。
案外、有名な車両だったりして・・・・(恥)
ではまた。
万世橋で、レール・カーの工事車両(ユンボ)を見ました。
詳しい方が一緒だったので、勉強になりました。
by hanamura (2015-02-02 06:54)
◼︎hanamura様
ユンボがレールの上を走る姿は凄そうですね。
いろいろ変な車両はあるようですね。
★サットン様
★あるまーき様
★AKI様
★sonic様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2015-02-02 12:27)
Cedarさま
やややっ!
こりゃまた怪しいですね。
単端かと思いきや両運だし!!
面白いものを拝見いたしました。
by 狂電関人 (2015-02-02 14:18)
◼︎狂電関人様
まさに、やややっな車両です。
南米とかアフリカならぬ香港にこんなのが走ってたとは。
by Cedar (2015-02-02 20:47)
★nd502様
★さらまわし様
★gunpulunner様
★あおたけ様
★sora_p様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2015-02-02 22:01)
★やまびこ3様
★モボ様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2015-02-02 23:41)
これは凄い!
両方のボンネットにエンジンが入っているのでしょうか?
これだけボディが大きいと片方だけでは駆動できないかも知れませんが、片方は逆転で回している?
井上ひさしの小説『吉里吉里人』に出てくる、遺伝子工学でできた双頭のイヌ「イッタカキタカ号」を思い出しました。
by 低N (2015-02-03 01:21)
これはコロラドのグースもビックリな車輌ですね。
ここまで車体が大きいとかなり非力な車輌だったんじゃないかと思ってしまいますね。
面白い画像を見させていただきありがとうございました〜。
by Chitetsu (2015-02-03 06:58)
◼︎低N様
昨晩はお疲れ様でした。
奇しくもチャイナネタが台湾ナイトとシンクロしましたね。
書いていただいた疑問はCedarも同様です、なにしろ情報皆無ですから…。
by Cedar (2015-02-03 08:32)
◼︎Chitetsu様
昨夜は入れ違いで失礼しました。相変わらず野暮ですみません。
香港で見つけた謎のレールカー、2台背中合わせになってる下回りがどうなってるのか?
謎は深まるばかりです。
by Cedar (2015-02-03 09:18)
トルクコンバーターがあればいざしらず、非力覚悟で片方のエンジンだけを進行方向に動かしていたのではないでしょうか。
中間軸はどうなってるんでしょうか、前後とも二軸台車のほうが乗心地は良さそうなのですが・・・。改造車なんでしょうね。
日本陸軍の六噸両用牽引車2両ででっち上げられそうですが。
by なにわ (2015-02-03 12:32)
◼︎なにわ様
ご考察ありがとうございます。なにしろ情報皆無ですから五里霧中でして…。
by Cedar (2015-02-03 18:34)
★ぷっぷく様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2015-02-03 21:00)
双頭式レールカーでアメリカ狂いが思い出すのは,ナローのこんなやつ。
http://justacarguy.blogspot.jp/2010/06/plaster-city-1947-but-what-heck-is.html
旧~いクラフツマン誌で知ったのが最初ですが,コイツの方が「イッタカキタカ号」に近い気がします。
米中のお国柄がよく表れてて,双璧をなすってとこでしょうか。
写真の手書き文字,Bus on tracks~のように見えますが…。
by Tad (2015-02-04 01:18)
映画・ミュージカルやアニメに出てきそうなレールバスが実際にあったとは。九十九里鉄道や北海道の別海周辺などの原野を走っていたレールバスが団子になったようです。
現在の路線バス並の人数しか乗れないのに、九広鉄道で1950年代まで区間輸送に使用されていたそうです。
https://nkurashige.wordpress.com/page/153/
文献資料があるとすれば英語や広東語で記録されているかと思います。
by 京葉帝都 (2015-02-04 01:39)
◼︎Tad様
うっひゃー!めちゃくちゃカッコいいっすね。
これぞアメリカンクレージーvsチャイニーズミステリー?
◼︎京葉帝都様
ご教示いただいたサイト、凄く面白かったです!
ですがぁ、恥ずかしながらこの車両についての記述が見つけられません…
★素人写真様
★arail206様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2015-02-04 15:19)
★シルフ様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2015-02-05 10:04)
香港ということで歴史的に英国の影響下にあり、この両運のレールバスもイギリスから持ち込まれた可能性があります。ブリテン島の鉄道網が全盛期の頃はローカル線も多く、需要に応じた車両(SLと客車が完全に一体化した車両など)が製作され、またそのような改造を得意とするメーカーがいくつかあった(池◯の洋書屋さん談)と聞いていますし、両運タイプも試みられたのでしょう。ただ車籍のポジションが通常の機関車、客車、貨車よりも格下に扱われ、きちんとした記録が残っているかどうか。イギリス現地の鉄道の時代考証に詳しい方に尋ねてみるのが早いかもしれません。
by 京葉帝都 (2015-02-05 12:48)
◼︎京葉帝都様
>イギリス現地の鉄道の時代考証に詳しい方…ってCedarの周辺にはいるかなぁ?
まあ、謎は謎のままでもいいような気もしてきますね。
by Cedar (2015-02-05 13:04)
★FTドルフィン様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2015-02-09 16:06)
これは多分ファンリンから和合石まで行く支線の列車ですね。
墓地や火葬場に向かう列車で、一般墓参客の他、火葬場に遺体を運ぶのにも利用されていました。
とても貴重な写真で文化的価値があります。
by ダーツヤマモト (2017-05-15 19:17)