MAX乗ったり撮ったり。 [海外出張+空き時間鉄]
10月最初の記事は、9月22日の拙記事でご紹介したオレゴン州ポートランドの『鉄橋』(STEEL BRIDGE)を渡っていたLRT~通称MAXのご紹介です。
(1)
~橋の上以外でも一応撮ってるんで。
やれゴルフだショッピングだと同行者は騒いでましたが、真面目鉄Cedarは初めて接する『ライトレール』に乗ったり撮ったりしました。 MAX(=Metropolitan Area Express)と呼ばれるポートランドのライトレールは当時はまだ1路線のみ、ポートランドのダウンタウンから、例の『鉄橋』でウイラメット川をわたり、郊外の住宅地グレシャム(Gresham)までを結んでいました。
(3)
古い建物をリノベーションしたショッピングモールやデパートを挟んだ単線一方通行線路の終端は、ループの留置線になっていて、郊外から到着した電車がひと休みしては出発して行くのを、しばしぼんやり眺めていました。
なので、帰りは途中でバスに乗り換え、市内へはスティールブリッジのひとつ上流側にかかる道路可動橋ホーソーンブリッジ(Hawthorn Bridge)を渡って戻りました。
ポートランドの画像はもう1回ご覧いただく予定です=この記事のアクセス数次第ですけど・・
まずは当時市内側の始発駅だったパイオニア・スクエア(Pioneer Squatre)周辺でのショット。
スティールブリッジ経由で北からダウンタウンに入ってきた線路は西に向かって曲がり、一方通行の道に入っていきます。下は分岐点の様子です。
(6)(7)
東西方向の一方通行の道に敷かれた軌道は歩道から直接乗れて至極便利だし、なんと市内区間はFareless Square=フリー乗車区間。市内中心部のクルマ減らしでCo2も減らす、という目的とは言え、日本ではなかなかやらないシステムだなぁ、と思いましたねぇ。
ベンチに座ってMAXを眺めてると電車がジーメンスのせいで(?)ヨーロッパ の街にいるような気分でした。
愛読した堀淳一さんの名著『ヨーロッパ軽鉄道めぐり』の記事を思い出したりして…。
都心にこれだけ花や緑が豊かなのは羨ましい。
ちなみにポートランド市のサブネームは『City Of Roses』、ロスの『City Of Angels』より数倍納得します。
ちなみにポートランド市のサブネームは『City Of Roses』、ロスの『City Of Angels』より数倍納得します。
さらに目を引いたのが車椅子乗降用のリフト、超低床車が普及した今では無用なわけですが、こういうのも欧米のLRTには必需品だったんでしょう。
古い建物をリノベーションしたショッピングモールやデパートを挟んだ単線一方通行線路の終端は、ループの留置線になっていて、郊外から到着した電車がひと休みしては出発して行くのを、しばしぼんやり眺めていました。
ちょっとびっくりなのがループの留置線が平坦でなく、勾配の途中に電車か留置されてる姿〜こんなんです。
更にこのあたりでループ線にストリートカーの線路もクロス、なかなか鬼線路になってるらしい〜。
ダウンタウンとスティールブリッジの間はオールドタウンと呼ばれる歴史的建造物が残された地区があり、MAXの沿線にもなかなか良い感じの建物やビルボード、サインが目につきました。
〜実は電車はみんな同じ形で、撮影するうちに飽きてしまいまして…。
電車道と建物だけで撮ってみたりしましたが、この手の写真はいずれまとめてご覧に入れます。(19)ウィラメット川の向う側の風景は、ぐっと空が広くなります。
(20・21)再開発ニュータウンを行く併用軌道あり。
(23)これと言ったポイントも見つけられない平凡な沿線でした。
電車がゴルフ場の近くを通過する場所があり、車内から同行者たちがプレイしている姿を目撃、なんてことも。
もう時効だから書きますが、ほんとオイシい出張でしたねぇ。
(24)
グレシャム終点ではポートランドのシンボル、マウントフッド(Mt.Hood)が遠景に姿を見せてくれました。
市内から往復すると、約2時間かかり、ちょっと退屈でしたねぇ。
なので、帰りは途中でバスに乗り換え、市内へはスティールブリッジのひとつ上流側にかかる道路可動橋ホーソーンブリッジ(Hawthorn Bridge)を渡って戻りました。
(26)
ちなみに、こう動きます。
MAXの沿線にはポートランド唯一の模型屋さん『The Whistle Stop』がありました。
LA郊外パサデナの同名店よりはこじんまりしてましたが、品揃えはなかなか・・。
途中下車して、立ち寄って買ったのはこんな本と
本の表紙になっていた電車のHOモデルも買っちゃいましたぁ。
鉄のCedarはMAX乗って撮って買って、いい気持ち~(?)
同行者たちはゴルフ三昧。
一体いつ仕事したんだっけ?
ポートランドの画像はもう1回ご覧いただく予定です=この記事のアクセス数次第ですけど・・
ではまた。
2014-10-02 06:26
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コメント(16)
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昨日、FM J WAVE の「おはようモーニング」で都電荒川線40周年記念で路面電車のあり方に注目されてました。
バスと路面電車の違いは画像にあるようなコミュニティーな拠点性だそうですね。あー、何て日本は暮らしも街のインフラも人たる発想が貧弱なんでしょうねぇ〜。
緑の木陰で珈琲片手に戸袋の無い外開きドアの優しい電車を待ってみたいものです ♪♪
by KEY坊@公休日 (2014-10-02 09:02)
MAXって珍しく上越新幹線の話かなと…。
歩道から直接乗れる路面電車って日本でも最近流行りのサイドリザベーションってやつでしょうかね。
by サットン (2014-10-02 16:12)
日本人は、我も我も(これには行政も含みます)権利ばかりを主張するからなんでしょうなあ。
公共心がないもんね。で公は国のために尽くせとしか言わないんだから。
ところで、MLB中継を見てたら、カンザスシティのKCがケネベックセントラルの略に見えてしまうのはナロー病なんでしょうか。
by なにわ (2014-10-02 19:38)
■KEY坊@公休日様
アメリカの都市交通は、都心部のスラム化防止とか治安改善とか日本とは異なる目的で整備されています。多くは思惑通りに行かない中で、ポートランドはサンディエゴと並んで数少ない成功例なんだそうです。
■サットン様
あはは、普通はMAXっていえばあれですよね~
日本の路面電車も、やっと海外のLRTの長所をとり入れ始めましたが、肝心の運賃システムとか、ワンマンの運転方式とかが旧態依然としてるのは困ったものです。
■なにわ様
アメリカのような国では、公共性(心)よりも、公は納税者に対価還元しないと許されないということのようです。ポートランドはいい街ですが、その分税金は高くて貧乏人は住めないとか・・・全てコスト意識で動いてるアメリカらしいですね。
★あるまーき様
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不人気な海外なネタに
nice!ありがとうございます
by Cedar (2014-10-03 00:59)
> 本の表紙になっていた電車のHOモデルも買っちゃいましたぁ。
って,ハリウッドカー? クリソツなのはPTCもSP傘下だったってことですかね。
by Tad (2014-10-03 03:11)
◼︎Tad様
って、正にハリウッドカーです。PEの中古車が3輌入って1959年まで走ったとか。PTCそのものもSPとUP半々の所有だったらしいです。
★げいなう様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2014-10-03 05:57)
はぁ~LRTかぁ~。宇都宮市民です。
by hanamura (2014-10-03 06:54)
なんともイカツイ感じのする外観ですね。スタイリッシュな欧風電車とはかなり趣きが異なる感じがします。
でも、都市交通の主役として現役なのが嬉しいですね。
日本の大都市で路面電車は本当に邪魔な存在だったのでしょうか…。
本の表紙の写真、阪堺のモ151・161形電車にソックリですね。
by のり (2014-10-03 07:26)
◼︎hanamura様
宇都宮はその後進展無しですか?日本の計画は政治家の釣り口上になってしまいがちですね。富山だってソフト的には単なる近代チンチン電車ですから。
◼︎のり様
この頃はジーメンスといえどアメリカンでした。
今の新型車はヨーロッパでお馴染みのモダン芋虫です。
表紙の電車は元ロスアンゼルスのもので、南海モ151のモデルだと思います。
by Cedar (2014-10-03 12:03)
★arail206様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2014-10-04 00:22)
★sonic様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2014-10-04 15:05)
★ぷっぷく様
★やまびこ3様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2014-10-04 19:40)
★gardenwalker様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2014-10-04 22:48)
★FTドルフィン様
★taharas様
nice!ありがとうございます
by Cedar (2014-10-05 21:56)
MAXは正面は跨座式モノレールのような印象ですが、窓やドアが平滑なのでハイセンスな車両ですね。プラグドアは日本でも新型の路面電車などで少しずつ見るようになりました。
by 京葉帝都 (2014-10-07 13:37)
◼︎京葉帝都様
開業が比較的古い分、車体は無骨な所が残っていました。でも専用軌道でのスピードや路面での静かな走りなど、初めてのLRTの印象は強烈でした。
by Cedar (2014-10-08 20:16)