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昭和48年、春の北陸めぐり(その4~地鉄電車をまとめて?) [昔鉄写真]

 昭和48年、春の北陸の4回目は

    うなずきといなりまち なんのこっちゃ?  地鉄コラージュR.jpg

うなずき=宇奈月は地鉄本線の終点、有名な温泉地で、黒部観光の出発点であります。 

いなりまち=稲荷町は起点の電鉄富山からひとつ目。検車区・工場のある駅ですね。


 

 宇奈月温泉

48宇奈月02R.jpg (1)雪山に行く手を阻まれたような終点。この景色を見たときは、行ったことも無いのに(おお~スイスみたいだ!)と感激したのでした。

そういえばこの画面の左に、トロッコ列車として有名な黒部渓谷鉄道の宇奈月駅があったのですが、なぜか覗きもしなかったのです・・・(謎!自分でもなぜ行かなかったのか分りません・・)

(2)48宇奈月01R.jpg 富山行きの急行はデハ14720、転換クロスのロマンスカー、長野電鉄2000の兄弟筋でしょうか?

(3)こちらは戦後の規格形デハ14750、こちらも長野電鉄のモハ1000形によく似ています。前回もご説明したように147馬力モーター装備だから147○○なんですね。扉間は転換クロスシートで、かつてはカルダン車と併結して走っていました。(2)よりも古いのに番号が逆に大きいのが不思議です。48宇奈月03R.jpg48宇奈月04R.jpg (4)温泉街の入り口には、こんな鉄橋がかかっていました。こちらはカルダン車シリーズの初期タイプ、今は姿を消しているはずです。広窓のゆったりしたデザインですが、座席は向かいあわせの固定式でした。


 

 稲荷町

こちらは稲荷町、富山市内の一角で、本線と立山線(今は上滝線)の分岐駅で検車区もあり、なかなか複雑な線路配置でした。

(5)本線にはまだ貨物列車も走っていて、今も残っているモダンな凸電が先頭に立っていました。稲荷町02R.jpg

(6~8)本線と立山線の間にはさまざまな電車が留置されていました。この頃は、吊り掛けカルダン入り乱れて、塗装も色々したが、まだ自社発注車が多かったので、なんとなく一貫性は感じましたね。稲荷町04R.jpg稲荷町05R.jpg稲荷町06R.jpg 

(9)留置線の傍らにあったホームから出る立山線の各停は稲荷町始発でした。稲荷町01R.jpg  こういう何でも無い顔>が堪らなく懐かしいと思ってしまう今日このごろなのであります。

というようなわけで、今回は残った画像在庫一掃記事のようになってしまいました。まことに申し訳ありません。


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コメント 22

きんぎょ/中澤

うんうん、宇奈月ですね、って、ダジャレ?で始めてすみません。黒部峡谷乗りたさにハネムーンに高山から宇奈月温泉へ無理やり往復して、欅平ですぐ折り返さず、戻る列車を撮ったというので今でもカミサンに言われています。しかも帰りは北アルプスで遠路犬山まで・・・鵜沼の連絡線も通りたかったので・・・
モダンな凸電は黒四資材運搬用の増備で当初関西電力籍だったという電機ですね? 14750は結構よさそうな台車履いてますね・・・
by きんぎょ/中澤 (2011-04-22 22:17) 

Cedar

■きんぎょ/中澤様
そのハネムーンルートはすごいですね!黒部峡谷は鉄でも片道は退屈するという噂だし、北アルプスで犬山下車って・・・まさか犬山橋でまた写真撮ったとか・・・・
凸電は結構人気者で今もイベント列車に出動するとか。
14750=実は結構好きな電車です。カルダン車と併結姿を見たかった~台車のグレードアップもそのためでしょうか?
by Cedar (2011-04-22 22:26) 

manamana

私小説のタイトルみたいですね。
地鉄の特急色は上品で、アルプスっぽい爽やかな感じがして、
大好きです。
by manamana (2011-04-22 22:38) 

Cedar

■manamana様
>私小説のタイトルみたいですね。
言われてみれば(笑)・・・
地鉄特急色は私も好きですが、雪の曇天だと視認性最悪!と地元のドライバーに聞いたことがありました。
by Cedar (2011-04-23 00:54) 

Cedar

★やまびこ3様
★gardenwalker様
nice!ありがとうございます


by Cedar (2011-04-23 00:56) 

nexus6

こってりも、ギトギトもしていない、フツーの味付けと言いますか、やはり日車標準電車顔はイイですね。
その日車標準型と自社発注の看板電車。 昔の長電の様でどちらもスキでした。 昔の地鉄は元気だった...
by nexus6 (2011-04-23 08:09) 

利きゅう

機廻し線、側線、貨物ホームのある終着駅・・・いいですねぇ!!
稲荷町の車庫は大手私鉄の車庫の雰囲気と遜色ないですね。

今夏、トミーテックのッ鉄道コレクションで名鉄3800系一族と、富山地鉄・長野電鉄の日車標準車体、いわゆる運輸省規格型電車が製品化されるそうですよ。
http://shopping.hobidas.com/shop/rail-hobidas/item/MIMT6380.html

富山のデハ14750は晩年の山鳩色のようですが・・・。
by 利きゅう (2011-04-23 09:50) 

maipenrai

 愛嬌のある顔立ちなのにスヌープラウをつけて精悍に引き締まって見えますね。(1)(4)はほんとにスイスのように見えます(行ったことないけど)。やっぱりアルプスには電車のほうが似合いますね。
by maipenrai (2011-04-23 09:56) 

はーさん

昭和40年代ぐらいまでの地鉄は全て自社発注車で、カルダン駆動クロスシートのレベルの高い電車は長電2000形に匹敵しますね。同じく、長電1000形、1500形と同じ日車標準形の電車も好きですが、金太郎の腹がけ塗装は余り似会わないように思います。
前号で取り上げられました、射水線、笹津線、デ5010も長いステップが付いていますので、違って見えますが、これも、日車標準形ですね。
デ5000形を含めると30両以上あり、これが全て自社発注車ですので、往年の地鉄は大手並みの勢いがあったようです。
このデ5010の非総括制御の3連が話題になりましたが、後の車の運転手は自連のギャップを見て、運転していたとのことです。
by はーさん (2011-04-23 10:59) 

まーくん

「うなづき」じゃなくて?
by まーくん (2011-04-23 11:27) 

Cedar

■nexus6様
年とともにさっぱり系がよくなって・・・違うか(笑)。うちの近所の蟷螂みたいな急行よりは間違いなくこっちが好きです。
■利きゅう様
地鉄は<いわゆるローカル私鉄>と一味違う魅力がある電鉄でしたね。変化のある沿線、列車種別の多さ、もちろん自社発注車のレベルの高さも・・・
デハ14750は山鳩色時代の2個ヘッドライトも面白かったですね。
■maipenrai様
宇奈月のショット、この目で見たときにはホントに感動したのです。今は駅舎も山小屋風になっているみたいですね。
■はーさん様
地鉄は文字とおり地方私鉄のリーダーでした。そろそろ鉄道線にもオリジナルの電車をデビューさせて欲しいですね。
>後の車の運転手は自連のギャップを見て、運転していたとのことです。
さすが、当時の職人芸ですね。そういえば密連化は総括化の後ですね。
■まーくん様
はじめまして。はい・・間違えていますね(汗)月=つ"きでした。すみません。
by Cedar (2011-04-23 12:47) 

京葉帝都

稲荷町駅の佇まいは隣の工場が無くなったくらいで現在もあまり変わりませんね。昨年見てみたら凸電が留置されていました。14720形はラッシュ時には3連運用もありました。
by 京葉帝都 (2011-04-23 13:11) 

nd502

今思えば地鉄電車は後にも先にも1979年の夏休みに立山から
電鉄富山までモハ7542に乗ったきりでご無沙汰してます。
by nd502 (2011-04-23 15:34) 

なにわ

この後79年に、14760がごそっと入って、7500や10040や10050が消えてゆくんですよね。
その前は70年頃に名鉄3800改め14710の投入で、切妻の妙なのが消えてますから。
14720は10020と数字を合わせたのかもしれません。
by なにわ (2011-04-23 18:51) 

Cedar

■京葉帝都様
富山には随分ご無沙汰しています。金沢には仕事で行く機会もあったのですが・・・
■nd502様
モハ7542ってことはモーターが随分小さいってことですね。75馬力=50Kwくらい。
■なにわ様
やはり地鉄の形式は分りにくいです~(汗)。maipenrai様も書かれていましたが、とっつきにくい感じがしますね。あの切妻の妙な奴・・好きでした。
by Cedar (2011-04-23 19:11) 

む〜さん

宇奈月温泉の最初の写真・・・・好きだなあ!カラーでないのが、なおさらですね。スイスは一度しか行ってませんが、ホントにスイスみたいですね。
by む〜さん (2011-04-23 22:22) 

Cedar

■む~さん様
ありがとうございます。
ホントはこの1枚だけ観ていただければ、というくらいに思っていたのでした。
私はスイスには結局行っていません。湖の向こうはスイスだよ、って言う北イタリアには行ったのですが・・・

by Cedar (2011-04-23 22:55) 

Soda

宇奈月温泉といえば「うなづきトリオ」、うなづいてばかりの三人、きよし、竜介、洋八に漫才をやらせたらうなづいてばかりで漫才にならないじゃないかというビートたけしのネタから生まれた漫才トリオ。それに「うなづきマーチ」なる楽曲を提供しプロデュースしたのがかの巨匠大滝詠一氏。ロンバケ発売30周年に当たる今年は何かと話題の氏ですが、とにかく不思議な人です。とまたまた鉄ネタとは無縁のコメント、お許しあれ。
by Soda (2011-04-23 23:23) 

Cedar

■Soda様
「うなづきトリオ」が出たときに、宇奈月温泉を思い出したものです。
<うなづきトリオin宇奈月温泉>なんてイベントはなかったのかな?

なにかと暗い世の中を明るくする歌~たとえば戦後の<りんごの唄>みたいに意味無く明るい奴~をひとつ、大滝先生が作ってくれないものでしょうか?

by Cedar (2011-04-23 23:48) 

サットン

面白さまんてんの地鉄ですが、運賃の高さが泣きどころですね。加えて特急料金取られますし。昨夏も宇奈月往復だけで切り上げました。
せめて1日乗車券があればいいんですが。
by サットン (2011-04-24 10:27) 

Cedar

★arail206様
ご訪問&nice!ありがとうございます

★紺屋様
★hanamura
nice! ありがとうございます

by Cedar (2011-05-03 01:09) 

揖斐と申します

突然のご連絡で恐縮です。私はフリー編集者の揖斐と申します貴殿のホームページを拝見し、お写真を転載させていただけないものかと思い、恐れながらご連絡をさせていただきました。転載させていただきたいのは上記「富山地方鉄道14720形」のお写真です。突然のご連絡は失礼かと存じましたが、大変貴重なお写真をお持ちのようでしたので、書込みさせていただきました。不躾をお許しいただき、よろしくご検討いただければ幸いです。詳細、メールにてご案内いたしたく、お手数をおかけいたしまして大変恐縮ですがご連絡をお待ちしております。揖斐 ud_sungreat@yahoo.co.jp
by 揖斐と申します (2013-04-01 21:15) 

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